キャサリン妃、公の場で“ビールで乾杯”する様子が話題に「順調な回復ぶり!」

  • 文:宮田華子
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@SkyNews - Xのキャプチャ画像

2025年3月17日、キャサリン妃はロンドン中心部のウェリントン兵舎で行われた聖パトリックデーの式典に出席し、アイルランド近衛連隊の兵士たちと共に祝宴を楽しんだ。昨年、癌と診断され公務を一時的に控えていたが、今回の公の場での姿は順調な回復を感じさせた。

例年、このイベントにはウィリアム王子とキャサリン妃がそろって出席してきたが、今回は王子の姿はなく、キャサリン妃が単独で公務を務めた。2022年12月、キャサリン妃はウィリアム王子からアイルランド近衛連隊の名誉大佐の役職を引き継いだが、彼女が「名誉大佐」としてこの式典に参加するのは今回が2回目。責務を果たす重要な場となった。

毎年恒例の「グリーン・コーデ」

キャサリン妃はAlexander McQueenのボトルグリーンのコートとパーチャーハットをまとい式典に参列。

 


アイルランドを象徴する色である緑(アイリッシュ・グリーン)を意識したコーデ。胸にはカルティエのシャムロック(三つ葉のクローバー、アイルランドのシンボル)をつけている。

アイルランド近衛連隊は1900年に創設された。以来、王室の公式行事や国家的重要式典で護衛任務を担い、イギリス王室と深い関係を築いてきた。特に、アイルランドにキリスト教を広めた聖人である「聖パトリック」を命日を記念する「聖パトリックの日」の式典では王室メンバーがシャムロックを贈呈する伝統が続いている。

 

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シャムロックのブローチを近衛兵に手渡すキャサリン妃。@royalchannel – Youtubeのキャプチャ画像。

 


ジュエリーも「緑色」をあしらったものをチョイス。キキ・マクドノーのイヤリングにはグリーントルマリン、グリーンアメシストそしてダイヤモンドが使われている。

連隊のマスコットであるアイリッシュ・ウルフハウンドのシーマスにもシャムロックが贈られた。

 

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@royalchannel – Youtubeのキャプチャ画像。

キャサリン妃は連隊の敬礼を受け、パレードの観覧席へ移動。アイルランド近衛連隊の兵士たちが整然と行進する姿を見守った後、連隊の将校や衛兵たちとの集合写真の撮影に応じた。兵士たちと笑顔で談笑しながら、リラックスした雰囲気の中で写真に収まった。

アイルランドのビール「ギネスビール」で乾杯!

式典後、キャサリン妃は下級将校の食堂を訪れ、兵士たちと交流した。彼女は半パイント(284ml)のギネスビールを手に取り、乾杯の挨拶を受けながら兵士たちと一緒に美味しそうにゴクリ。

 

兵士たちからは、彼女が公務復帰を果たしたことへの祝福の声が上がり、「彼女は本当に温かく、私たちに心から関心を持っていることが伝わった」と語る兵士もいた。

 

兵士たちとの交流の中で、「仕事と私生活のバランスを取るのは大変です」と語る場面もあり、王室メンバーとしての公務と母親としての役割を両立させる難しさが垣間見えた。

 

今回の公務、そして「ビールを一杯」の振舞いから、キャサリン妃の健康状態が順調に回復していることを示すものという見解がなされている。多くのロイヤルファンにとっては嬉しいニュースだったに違いない。

 

【次ページ:動画あり】聖パトリックの日の式典を動画で確認

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肌寒い日だったが、キャサリン妃は終始笑顔で仕事をこなした。