
建築家の原田真宏と原田麻魚が率いる建築事務所「MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO(マウントフジアーキテクツスタジオ)」が、中田英寿がオーガナイズする日本食文化の祭典「CRAFT SAKE WEEK 2025 at ROPPONGI HILLS」の会場デザインを手掛ける。
同事務所は、「道の駅ましこ」をはじめ、木を生かした建築で国内主要建築賞を多数受賞。地域の素材を活かし、風景と調和する建築は、国内外で高く評価されている。
会場は「棟上ゲ」がテーマ。「棟上げ(むねあげ)」とは家を建てるときに最後に棟木(むなぎ)を取り付けることで、昔から日本には、棟上げの日に神社の人を招いて神事を行う風習があった。建物の骨組みが無事に立ち上がったことを感謝し、その日には日本酒が用意されることから、テーマに採用された。
今回はそれを現代風に再現。開催期間中、建物の骨組みを大きく再現した空間が会場に出現する。伝統的な建築儀式を現代的に再解釈し、日本酒と木造技術の伝統を未来へ繋ぐ象徴的なインスタレーションとなる。
中田が全国の蔵元と出合いによって誕生した「CRAFT SAKE WEEK」は、毎年日本の文化や四季をテーマに、選りすぐりの酒蔵、星付きレストランの美食、一流建築家による空間演出を融合させ、五感で日本文化を堪能できる唯一無二の体験を提供している。
公式サイトでは、すでにスターターセットと飲食コインの事前販売を開始。出店レストランや参加DJなどの情報は、随時発表される予定だ。
「CRAFT SAKE WEEK 2025 at ROPPONGI HILLS」
開催期間:2025年4月18日(金)~4月29日(火・祝)
開催場所:六本木ヒルズアリーナ
東京都港区六本木 6ー9ー1
https://craftsakeweek.com