
「ヒューマンサタン」と呼ばれる身体改造マニアの男性が、最近指を切除したとSNSに投稿してフォロワーらに衝撃を与えている。この話題は英ミラー紙などにも取り上げられた。
大悪魔の身体改造
ブラジル・サンパウロ州に住むタトゥーアーティストのディアバオ(『大悪魔』の意味)・プラドさんは、自身の身体を悪魔に近づける身体改造を続けている人物として知られている。全身の85%以上にタトゥーを入れ、頭からは金属製の角を何本も生やし、口元を改造して牙を生やし、舌を蛇のように切り裂くスプリットタンはもちろん、眼球へのタトゥーや耳たぶや鼻の切除も行っており、その外見はすでに人間離れしている。2023年には「頭部に最も多くのインプラントを埋め込んだ男性」としてギネス記録にもなった。
そんなディアバオさんが今回発表したのが、指の切除である。今年3月2日、ティアバオさんは自身のInstagramに小指と薬指のなくなった両手の画像を投稿した。コメントには「左手の小指と右手の薬指の残りを除去した」とあり、画像の小指と薬指部分にはテープやガーゼが当てられていた。また翌日にも左手の画像をアップしており、「幽霊の痛みがある」と、切除した小指のあたりに痛みがあることを訴えた。
手を鉤爪に
報道によると、今回の手術はディアバオさんの手を鉤爪のようにするプロジェクトの一環だという。ディアバオさんは今回の発表以前に、左手の薬指と右手の小指と薬指のほとんどを除去していた。そのため、現在彼の手には親指、人差し指、中指の三本しか残っていない。
ディアバオさんのInstagramには30万人のフォロワーがおり、今回の投稿にも「勇気がある」「よくやった」といった称賛のコメントがついているのだが、「ばかげている」「彼には心理的なケアが必要だ」といった批判の言葉が目立つ。また、指が減ったことによる生活面の不便や仕事への影響を心配する声もあったが、ディアバオさんは「最初は難しかったが、戻るのに時間はかからなかった」と語っている。
ディアバオさんの目標は、「世界で最も改造された人間」になることだという。同じく身体改造マニアで「女悪魔」の異名を持つ妻キャロルさんのサポートのもと、ディアバオさんは今後も身体改造を続けていくと公言している。
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手術後の投稿。
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存在しない指の痛みがあると訴える投稿。
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癒着した人差し指と中指。
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ディアバオさん
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