イタリア・フィレンツェのものづくりをいまに受け継ぎ、タイムレスで機能的なレザーアイテムを展開するボナベンチュラ。上質な黒いレザーバッグが、江崎文武の琴線に触れた。

スマートで上質なデザインを好む江﨑

普段から、間仕切りのない黒のレザーバッグを愛用しているという江﨑文武。バッグ以外のアイテムも、着るものや持ち歩くものなどすべて黒で統一するのが、ミニマルでクリーンなデザインを好む彼のスタイルだ。上質なものを永く使いたい。そんな思いから、バッグも靴もていねいにつくり込まれたレザーアイテムを選び、手入れをしながら、永い年月をともにするという。

「仕事の時はノートパソコンをはじめ、ヘッドフォンやケーブル類といった道具を持ち歩くことが多いので、大きくてもざっくりと収納できる、丈夫な袋型のレザーバッグが好みです」

荷物はすべて個別のポーチに入れ、その日の予定に合わせてバッグの中身をオーガナイズするという江﨑は、旅の支度も非常にスマートだ。

 

 

「ツアーなどで普段から移動が多いので、スーツケースの中には常時トラベルセット一式を入れていて、下着だけ加えればいつでも出かけられる状態にしています。このボナベンチュラのバッグのように、一枚革で仕立てられたタイプが好きなのは、旅先で荷物が増えるまで、スーツケースの中にバッグを畳んで入れておくことができるところ。さらに、マチが広くてかたちがしっかりしているから、椅子の上やフロアに置いた時に自立してくれる点も気に入っています」

独自の審美眼を持つ江﨑と、彼が求めるあらゆる条件をカバーするバッグとの出合いは、互いが引き寄せあった必然の結果のようだ。

ボナベンチュラ 銀座店