
1846年にスペイン・マドリードで小さな皮革製品の工房として誕生したロエベ。現在、世界有数のラグジュアリーブランドとして知られるロエベは、その歴史が示す通り、一貫してクラフトマンシップに裏付けられている。そのファッションに対する前衛的なアプローチと、世代を超えて受け継がれるクラフト文化を紹介する世界巡回展が、ついに東京・原宿で3月29日から開催される予定だ。
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ビヨンセが2023年のルネッサンス・ワールド・ツアーで着用したロエベのカスタムウェア。ロエベ2022年の秋冬ウィメンズコレクションを着想源に全面に散りばめられたゴールドクリスタル、錯視効果を演出する手のモチーフ、ブラックラバーラテックスグローブで装飾されたサテンテクニカルジャージーのボディスーツレプリカ。ロエベ アーカイブ

テイラー・ラッセルがニューヨークのメトロポリタン美術館で開催された2024年のメットガラ〈眠れる美への追憶──ファッションがふたたび目覚めるとき〉で着用したロエベのカスタムウェア。木象嵌を模した錯視効果プリントの3D成型ハイネックボディス、シルククレープマロカンのドレープスカートレプリカ。ロエベ アーカイブ
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スタジオジブリや京都の陶芸ユニットであるスナ・フジタによる、近年のロエベの創造にインスピレーションを与えてきた表現に加え、東京での開催を祝して特別な展示が実施される。京都で400年以上にわたり茶の湯釜を造り続けてきた大西家のドキュメンタリー映像が上映されるほか、ロエベ財団 クラフトプライズのファイナリストである四代田辺竹雲斎と渡部萌、2019年の大賞受賞者である石塚源太、ミラノサローネの展示でコラボレーションを行ったARKO、松本破風、米澤二郎などの作品も展示される。




東京・原宿の特別会場に集結するのは、179年にも及ぶロエベの進化を彩ってきたアイコニックなデザインやコラボレーションの数々。アートとカルチャーに満たされた本展は、手で物をつくりだす喜びについての物語だといえる。会場でそのクラフトの歴史と革新性を体感してはいかがだろうか。
『ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界』
開催期間:2025年3月29日(土)〜5月11日(日)
開催場所:東京都渋谷区神宮前6-35-6
開館時間:9時〜20時 ※展示入場時間は19時
入場料:無料 ※予約制
TEL:03-6215-6116
http://loewe.cm/CraftedWorldTokyo