なにわ男子・道枝駿佑が地元・大阪に馳せる想いと、ホームグラウンド「中之島」で回顧するジュニア時代の思い出

  • 写真:池満広大(BE NATURAL)
  • スタイリング:壽村太一、高橋正典
  • ヘア&メイク:須澤和美(JOUER INTERNATIONAL)
  • 文:脇本暁子
  • 編集協力:佐野慎悟
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Pen最新号『大阪 再発見』の表紙に登場した道枝駿佑。アイドルグループ・なにわ男子のメンバーとして活動する一方で、俳優としても近年は国際的な活躍が目覚ましい。青春を過ごした思い入れのある地だという中之島を訪れ、いまなにを想うのか。

大阪がいま、大きく動き出している。そんな大阪の街をより深く知るために、最新の旬なエリアから、名建築やローカルフードまで、地元をよく知る編集者やクリエイターに案内をしてもらった。第2特集では開催直前となった「大阪・関西万博」の見どころを紹介。ダイナミックに変化を続ける“いま”だからこそ出会える大阪の魅力を発見しよう。

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道枝駿佑(みちえだ・しゅんすけ)●2002年、大阪府生まれ。17年、「母になる」でテレビドラマ初出演。24年公開の日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』への出演や、なにわ男子として初のアジアツアーを成功させるなど、国内外に活動の場を広げている。 レザージャケット¥1,210,000、レザーパーカ¥1,034,000(すべて予定価格)、パンツ(参考商品)/すべてプラダ(プラダ クライアントサービス  TEL:0120-45-1913)

春の訪れをひと足先に感じた冬晴れの日。ふわっと春の日差しのような笑顔で中之島に現れたのが、なにわ男子の道枝駿佑。台北、ソウル、香港の三都市を巡るグループ初のアジアツアー真っただ中の合間を縫っての大阪滞在だ。

「中之島に来るのは久しぶり」という道枝。中之島は、なにわ男子が初めてレギュラー出演していた報道番組のテレビ局があり、いわばホームグラウンド。心なしか表情もやわらかい。

「中之島は僕にとってザ・大阪なエリアで懐かしいですね。変わらない街並みが好きなんです。ジュニア時代、電車で移動していましたが、もうすぐ降りる駅だと頭で考えるよりも前に身体が反応していて。身体感覚で覚えているくらい通い慣れた場所ですね」

大阪の好きな景色は? と尋ねると、その返答は大阪出身の道枝らしく、この街ならではの光景だ。

「まっすぐに伸びる御堂筋が好きです。冬の時期のイルミネーションがどこまでも続く光景は東京にも他の街にもないですよね」

梅田からなんばまで南北をつなぐ約4kmにわたる御堂筋は、1937年の開通当初より電線をすべて地下に配し、イチョウ並木を植えて美しい景観に仕上げた、大阪が誇るメインストリートだ。

一方、変わっていく大阪の姿にも心躍らせているという道枝。

「昨年の大晦日に、なにわ男子で年越しカウントダウン生配信をさせていただきましたが、終わってからメンバーの藤原丈一郎くんとマネージャーさんと、梅田スカイビルで初日の出を見ました。初日の出を見に行くこと自体が初めての体験で、大阪で見ることができたのもうれしくて。終わって高揚した心持ちで大阪駅方面に歩いていたら、うめきたエリアが僕が知っていた街並みからガラリと変貌していて驚きました」

昨年9月に先行まちびらきをしたグラングリーン大阪。緑あふれる公園の中にオフィスやホテル、商業施設が一体化し、さらに企業や大学らの研究機関も集まってイノベーションを世界へ発信する未来型都市だ。3月には南館の開業を迎え、さらなる変貌を遂げる。

「万博に向けて街の変化も加速していますが、その変わりゆく過程も楽しみたいですね」

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