
海にはまだ未知の生物が数多く潜んでいる。その存在を証明するかのように、ある漁師が奇妙な深海生物を釣り上げ、「まるでエイリアンだ」と話題になっている。この映像を公開したのは、ロシアの漁師ロマン・フェドルツォフさん。深海魚の漁をしていた際に、異様な姿をした“海の怪物”を偶然釣り上げた。
60万人のフォロワーを持つ彼のSNSには、今まで釣り上げた深海の不気味で珍しい生物がが定期的に投稿されている。その中には、牙をむき出しにしたオオカミウオや、まるで笑っているかのような魚など、水族館ではなかなか見ることができない生物をたくさん見ることができる。
彼が釣り上げた生物は、まるで黒い球体のようなドロリとした姿の魚。フェドルツォフさんはこれを、深海に生息し、体長30センチ以上に成長する海洋性エイの一種「スムース・ランプサッカー」と特定した。この不気味な生物は、瞬く間にSNS上で話題となり、多くのユーザーが「エイリアン」と興奮気味にコメントを残した。
「100%エイリアンだ!」 「これは水中に住むエイリアンのペットか?」 。また、メガマインドや『マーズ・アタック』のエイリアン、『ニンジャ・タートルズ』の悪役クランジに例える人も続出した。
しかし、この魚の異様な膨らみは、実際には深海から引き上げられる際の急激な気圧変化によるものである可能性が高いという。
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深海の生物は何を語るのか?
今回の出来事は、深海の生物が注目を集めた初めてのケースではない。2月には、TikTokでは「地上に出た直後に死んでしまったアンコウ」が大きな話題となった。
「この小さくも強大な魚のことで涙が止まらない」とTikTokユーザーのKaleighはコメント。彼女が言及したのは、カナリア諸島沖で泳ぐ姿が撮影されたメスのブラックシーデビル。水深2000メートル以上に生息するこの魚は、地上の光を見る旅を終えた直後に息絶えた。
「彼女は一人で泳いで、上へ上へと向かっていったのよ……」「なんでだろう、涙が出る」などと、SNSでは感動的なコメントが相次いだ。深海は未だ謎に満ちた世界。その暗闇の奥には、まだ誰も見たことのない“エイリアン”が潜んでいるのかもしれない。
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@chronic.kaleigh I CANT STOP CRYING ABOUT THIS SMALL BUT MIGHTY FISH #greenscreen #anglerfish #fyp #deepsea #oceanlife #warrior #seaanimals #marinelife #ocean #oceancreatures ♬ Jacob and the Stone (Slowed) - Emile Mosseri & sped up + slowed