イタリア愛を高らかに語るクリエイション、ドルチェ&ガッバーナがパリを魅了中

  • 文:髙田昌枝
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PARIS パリ/フランス

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ヴィスコンティの映画『山猫』の伝説のシーンを再現。 photo: Mark Blower Photography

昨年ミラノで大成功を収めたドルチェ&ガッバーナの展覧会がパリのグランパレにやってきた。彼らのクリエイションの軌跡をたどる本展は、絵画やシチリアの伝統、アトリエの再現などのテーマを設け、500点以上の服やアクセサリーを集めたものだ。

刺繍で再現されたルネサンス絵画、ドレス一面に縫い付けられたムラーノガラス、レリーフさながらに真っ白なシルクでかたちづくられた天使や花。イタリアン・ルネサンス、バロックからシチリアの伝統まで、イタリアへの愛をモードに表現し続けるドルチェ&ガッバーナの世界をパリのメディアも絶賛。今シーズンパリ行きを決めたら、真っ先に予約したい展覧会だ。

https://paris.dolcegabbanaexhibition.com

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「神性の夢」というテーマの作品。古代ギリシャ神話からインスパイアを受けた総刺繍のドレスが圧巻。パリジャンを魅了している「Du Coeur À La Main: Dolce&Gabbana」展は3月31日まで。要予約。 photo: Mark Blower Photography

※この記事はPen 2025年4月号より再編集した記事です。