創作のインスピレーションを得たり、仕事から離れて心を安らげたり、クリエイターたちには思い思いのお気に入りの場所がある。いまをときめく人気落語家、桂二葉が天満天神周辺のお薦めスポットを3つ教えてくれた。
大阪がいま、大きく動き出している。そんな大阪の街をより深く知るために、最新の旬なエリアから、名建築やローカルフードまで、地元をよく知る編集者やクリエイターに案内をしてもらった。第2特集では開催直前となった「大阪・関西万博」の見どころを紹介。ダイナミックに変化を続ける“いま”だからこそ出会える大阪の魅力を発見しよう。
『大阪 再発見』
Pen 2025年4月号 ¥880(税込)
▼購入はこちら
Amazon 楽天 セブンネット タワーレコード HMV
上方落語の聖地を巡り、古き良き大阪の文化に触れる

いま最もチケットが取れない落語家のひとりと言われている桂二葉は、上方落語の聖地とも言える、天満天神繁昌亭周辺のスポットを紹介してくれた。
「繁昌亭は大阪で唯一の上方落語の定席です。1日に朝席、昼席、夜席と最大3回の公演を行っていますが、1月から月に1回だけ、『深夜寄席』という若手中心の公演が始まりました。21時45分開演という遅いスタートなので、その前に天神橋筋商店街を歩いたり、天神さんにお参りに行ったり、一杯引っかけたりして、周辺で遊んだ後に来てもらうのもいいと思います」
“天満の天神さん”の愛称で親しまれる大阪天満宮は、江戸の落語でも人気の演目「初天神」の舞台として知られており、「千両みかん」の舞台となった天満青物市場跡もすぐ近くにある。
「天神さんは私の大好きな梅の名所。ちょうど2月から3月にかけて『てんま天神梅まつり』も開催されているし、来るならいまがベストなタイミング!」
街歩きに疲れたら、二葉お薦めのホットケーキとコーヒーで休憩するのもいいだろう。
「豆香には修業時代から通っていて、いつも高座の前には、端っこのほうでぶつぶつ練習させてもらってます(笑)」
1. 天満天神繁昌亭
住所:大阪府大阪市北区天神橋2-1-34
TEL:06-6352-4874
営業時間:朝席10時〜12時、昼席13時30分〜16時10分頃、夜席18時〜(朝席、夜席は公演内容に応じて変動)、深夜21時45分〜23時
定休日:5月第3土・日曜 料金:一般¥2,800
www.hanjotei.jp

2. 大阪天満宮
住所:大阪府大阪市北区天神橋2-1-8
TEL:06-6353-0025
参拝時間:5時30分〜18時30分(夏季)、6時〜18時(冬季)
https://osakatemmangu.or.jp

珈琲院 豆香
住所:大阪府大阪市北区天神橋1-18-14
TEL:06-6353-8506
営業時間:10時〜18時30分 不定休
