「宇宙から見た夜の街」を文字盤に描いた、ロマンあふれる新作がローラン・フェリエより登場!

  • 文:石川博也
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スイスのジュネーブに生まれ、父親も祖父も時計職人だったローラン・フェリエ。名門時計ブランドで研鑽を積んだ彼が、63歳で立ち上げた高級時計ブランドがローラン・フェリエだ。2009年創業の新しいブランドでありながら、すでに何本ものモデルが時計界のアカデミー賞と称されるGPHG(ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ)を受賞していることからも、その実力が窺い知れる。

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新作の「クラシック・トラベラー グローブナイトブルー」。

このローラン・フェリエから2025年の新作第一弾として「クラシック・トラベラー グローブナイトブルー」が登場した。このモデルは16年に発表された「ガレ・トラベラー グローブナイトブルー」に、ブランド創業15周年を記念して新たな命を吹き込んだものだ。

5つ以上の焼成工程を経て完成した文字盤には立体感があり、それは時間を示すドロップ型のインデックスによって強調されている。また、文字盤は金属の土台に彫った絵柄にエナメルを施すシャンルヴェ・エナメル技法によって彩られ、そこには宇宙から見た夜の世界の街の明かりが表現されている。

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宇宙から見た夜の地球が手描きされた美しい文字盤。

そして、その絵柄が象徴するように「クラシック・トラベラー グローブナイトブルー」はデュアルタイムゾーン機能を備え、世界を飛び回る人々のために2つの時刻を表示する。時刻の調整はケースの左側に配置された上下二つの長方形のプッシャーを操作することによって行い、上側のプッシャーは針を1時間進め、下側のプッシャーは針を1時間戻すことで、時針が表示するローカルタイム、つまり渡航先の時間を素早く設定することができる。

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ケース左側のふたつのプッシュボタンで時針を操作。9時位置の小窓はホームタイムを24時間表示する。

9時位置の小窓はホームタイム、例えば、日本在住であれば、日本の時刻を24時間表記で表示し続けるので、昼夜も容易に区別することが可能だ。

また、3時位置の小窓に表示される日付は、ローカルタイムの午前0時になると自動で変更される仕組みになっている。

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シースルーバックから見える自動巻きキャリバー「LF230.02」。

キャリバーは「LF230.02」を搭載。ラチェット式の片方向巻き上げ式マイクロローターを備え、ダブル・ダイレクトインパルスを備えたナチュラル脱進機によって性能が強化されている。これにより、ゼンマイのエネルギー伝達の効率を向上させ、およそ72時間のパワーリザーブを実現した。

生まれた時から時計に囲まれた環境で育ち、自身も祖父や父親と同じ道を歩んできたローラン・フェリエ。彼が育む、シンプルで、正確で、純粋で、整然とした美しさを表現する時計をつくる夢は、「クラシック・トラベラー グローブナイトブルー」の誕生によって、またひとつ叶えられたのである。

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クラシック・トラベラー グローブナイトブルー/自動巻き、18KWGケース、ケース径41mm、パワーリザーブ約72時間、ヌバックレザーストラップ、シースルーバック、30m防水。ピンバックルは¥16,830,000、フォールディングクラスプは¥7,380,000

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