カラーコンタクトレンズをファッションの一部に取り込み、楽しんでいる人は多いだろう。だが海外では、虹彩の色を変える手術が流行中だという。米ニューヨークポスト紙が、SNSでの流行ぶりを伝えている。

虹彩の色を恒久的に変える

米国眼科学会によれば、目の色を変える手術は角膜色素沈着術（keratopigmentation）と呼ばれ、本来透明な角膜に色素を入れて虹彩の色を恒久的に変化させる手法だという。美容整形の一種で、アイタトゥーなどとも呼ばれる。

米ロサンゼルスの眼科医ブライアン・ボクサー・ワッチラーは、自身のSNSアカウントで角膜色素沈着術を宣伝しているインフルエンサーの一人だ。彼のTikTokアカウントののフォロワーは300万人を超えており、投稿動画の多くが数千回以上のいいねを獲得している。

ワッチラー医師によると、手術では角膜にレーザーで小さな穴を開けて、虹彩の縁に合わせて緑や青などの色素を注入するのだという。手術は20分程度で、回復に1日かかるが、「非常に安全」で「視力の欠損等はない」という。

手術前後の様子を比較した動画を見ると、黒や茶色の目から透明感のある青や緑色の目に変化したことがわかる。ワッチラー医師によれば、人気のある色はハニーゴールドやスチールグレー、オリーブグリーンだそうだ。なお、費用は片目で6000ドル（約91万円）と高額である。

ビフォーアフター動画がバズったものの…

ワッチラー医師の動画には、手術を受けた人たちの喜びの声や見た目の変化が収められており、数百万回再生されているものもある。

今年1月に投稿され、これまでに1600万回再生された動画には、手術後に鏡を見て涙を流しながら（手術直後であるため涙が出る）喜ぶ患者たちの様子が映し出されている。動画は100万回以上のいいねと40万件以上のコメントを獲得しているが、その反応は否定的なものが多い。「なぜこんなことをするのか」「カラコンで良いと思う」「ゾンビ映画みたい」「今まで見たホラー映画の中で一番怖い」といったコメントがつけられていた。

ワッチラー医師は、角膜色素沈着術をフェイスリフトやボトックス注射のような一般的な審美医療の一つにしたいらしい。しかし一方で、この手術は視力の低下や失明のリスクもある危険なもので、審美目的で安易に行うべきではないとの意見は根強い。現時点で最も安全に目の色を変える方法は、医師の指導下でのカラーコンタクトレンズの使用である。

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1600万回再生された喜びの動画。

@brianboxerwachlermd ColorEyes immediately changes eye color in 15-20 minutes per eye. No more colored contact lenses. There are many color options at MyColorEyes.com #coloreyes #eyecolor #keratopigmentation ♬ Please Please Please - サブリナ・カーペンター

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患者のビフォーアフターと、手術の内容を簡単に解説した宣伝動画。

@brianboxerwachlermd more ColorEyes keratopigmentation information on our site - link in bio - including the simulator which you can use on your phone or computer #eyecolorchange #eyecolor #keratopigmentation #keratopigmentationtestimony #coloreyes #greenscreenvideo ♬ You Make Me Feel - J.M3

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虹彩の色が黒から青に変わった男性の手術前後の比較動画。

@brianboxerwachlermd ColorEyes is quick and safe overall with immediate results. There is a wide range of colors to choose at MyColorEyes.com which has more information #eyecolor #eyecolorchange #coloreyes ♬ Wanderlust - Mellowdy