ソウル発のチル・ポップ系コレクティヴが奏でる、レトロ&メロウなサウンドに浸れる初アルバム

  • 文:山澤健治(エディター)
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【Penが選んだ、今月の音楽】
『ofc フェーズ 1&2』

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オレンジ・フレーヴァード・シガレッツ Pヴァイン PCD-25429 ¥2,750

K-POPアイドル勢が世界的な盛り上がりを見せる中、韓国はソウルのインディシーンで最も心地よいサウンドを奏でるチル・ポップ系男女混成コレクティヴによる本邦初アルバムが登場。2021年のデビュー曲から昨年3月のセカンドEPまで、これまでの3年の歩みを伝える全17曲を発表順に収録する充実の一枚だ。ジャズやR&Bを内包し、シティポップとも共振するレトロ&メロウなサウンドといい、女性ボーカルのやわらかな肌触りの歌声といい、夢見心地とはまさにこのことと言える格別の聴き心地を堪能できる。

※この記事はPen 2025年3月号より再編集した記事です。