野菜たっぷりの定食が口コミで広まって、旧食肉市場跡のカフェテリアがいま話題

  • 文:冨田千恵子
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COPENHAGEN コペンハーゲン/デンマーク

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インテリアはスタッフが自ら内装を手掛けた。個人客に加え、ビジネスパーソンのランチミーティングなどにも使われている。全75席。 photo: Niklas Adrian Vindelev (@niklasadrianvindelev)

物価高のコペンハーゲンのランチ事情は、軽く済ませるにしてもコンビニサンドが45DKK、おにぎりが35DKKと高額なので、外食なんてそもそも贅沢。そんななか、旧食肉市場跡にできたカフェテリア兼バー「アル・ティダース」(「とてもよい」の意)の定食は、ふたりでシェアできるくらいのボリュームで、野菜メインの5皿が100DKKとリーズナブル。しかも、ミシュラン3つ星「ゲラニウム」出身のシェフがつくるので、素材を活かした凝った味が楽しめる。

店内は天井が高く、明るい空間で居心地がよく、予約不要でふらっと立ち寄れるのもポイント。使い勝手のよさが口コミで伝わり、早朝から深夜まで幅広い年齢層の人々が集っている。

www.instagram.com/alletiderscph

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アルミのトレイに載せられた定食は、野菜のラザニア、カボチャのフリッター、ビーツのスモークチーズ添え、サラダなど。メニューは毎週少しづつ変わる。 photo: Niklas Adrian Vindelev(@niklasadrianvindelev)

※この記事はPen 2025年3月号より再編集した記事です。