背中をバッサリ、ネジ20本で固定!脊柱側弯症のインフルエンサーが、“強烈”手術の結果を公開

  • 文:山川真智子
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Marina Demeshko/shutterstock※画像はイメージです。

アメリカの22歳のインフルエンサーが、自身が受けた脊柱側弯症手術の術後の経過をソーシャルメディアで公開している。壮絶な痛みと引き換えに自由を取り戻したという彼女には、同じ病気と闘う女性たちからのメッセージが続々と寄せられ、大きな反響を呼んでいる。

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様々な治療を経験。どれもダメだった…

話題の女性は、テキサス州出身のペイジ・マッケンジーさんだ。デイリー・メール紙によれば、ペイジさんは14歳のときに背骨が曲がっていることに気づいたという。当時の背骨の湾曲はおよそ15度から20度ぐらいだった。

何年もの間、装具の着用や理学療法、カイロプラクティックといった様々な治療を試みたが、どれも効果はなかったという。手術を受ける前には、湾曲は44度まで進行。わずか7年で、2倍以上になっていたという。

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大手術を決意も、痛みは壮絶

一般的に、側弯症は年を取るにつれて進行し悪化するといい、ペイジさんの場合もそうだった。熱心なゴルファーでもある彼女の投稿の大部分はゴルフ関連だが、ラウンドはおろか、ジョギングもできない状態になっていたという。背中の痛みがひどく、呼吸が苦しくなることもあった。

何人かの医師の診察を受けたが、手術をしてくれる医師を見つけるのにとても苦労したという。ほとんどの医師たちは、ペイジさんのような側弯症の人にはあまり痛みはないとし、手術は勧められないと話したそうだ。

最終的に、アーカンソー州の医師が手術を快諾。しかしそれは、背中全体を切り開き、背骨の両側にロッドを入れ、約20本のネジを打ち込んで湾曲を矯正するという激しいものだった。

手術後、ペイジさんは人生で経験したことのない最悪の痛みを味わったとしている。最初の3ヵ月間はつま先を触ることも前かがみになることもできなかった。歯磨きさえも不可能に感じられ、身体が棒になったかのようだったという。

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経過を投稿 同じ悩みを持つ人々と共有

痛みや術後の制約にも関わらず、ペイジさんは自分の長い回復過程をソーシャルメディアのフォロワーと共有し続けている。最もインパクトのある投稿のひとつは、手術の翌日に撮られた生々しい傷跡の写真だ。執刀医が手術のビフォーアフター写真を撮って提供してくれたそうで、ペイジさんはとても感謝しているという。

現在、ペイジさんはゴルフコースに戻った自分の様子を術後の経過とともに投稿しており、見る人からの反応は、圧倒的にポジティブだという。脊柱側弯症は、女子にとって特に珍しい病気ではないそうで、同じ悩みを抱えているから、自分の体験に感情移入してくれる人もいるのだろうとしている。

大量のコメントやDMの中には、手術を受けたい人からのアドバイスの求めなどもあるそうだ。脊柱側弯症についての投稿を続けたことで、たくさんの人々とつながることができるのは、素晴らしいことだとペイジさんは話している。

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@paigemackenzie

One sec let me have spine surgery real quick for a couple extra likes

♬ original sound - Cheeky Laughs Comedy

手術後の背中。傷跡が痛々しい。

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手術後15日目の映像。まだしっかりと傷跡が見える。

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手術前の背中はかなり曲がっていた。手術後はまっすぐに。

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背骨が矯正されたせいで、身長が3cmほど伸びていた!