甘党なら必見! 市立美術館で開催中の「 グランドデザート展」が大人気

  • 写真 & 文:山本直子
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DEN HAAG デン・ハーグ/オランダ

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18世紀の磁器と19世紀のガラス製品に盛られたデザートの展示。カラフルでおいしそうな模型は、思わず写真に撮りたくなる美しさ。 photo: Alice de Groot, collection of Kunstmuseum Den Haag

王宮や国会議事堂などが位置するシックな街、デン・ハーグ。19~20世紀の近現代アートで知られ、ピート・モンドリアンの常設コレクションが有名な市立美術館で、デザートをテーマとした展覧会が開催され話題になっている。甘党の多いオランダでは「全国お菓子づくり大会」というテレビ番組が人気だが、司会を務めるヤニー・ファン・デル・ヘイデンがゲストキュレーターとして同展の企画に参加。プリン、ケーキ、アイスクリームのほか、植民地から伝わった砂糖やカカオといった原料など、 1600年から現代に至るまでのヨーロッパのデザート史が紹介されている。一部の展示では香りも楽しめるというからユニークだ。会期は4月6日まで。

www.kunstmuseum.nl/nl

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食器、料理本、お菓子をテーマとしたアート作品も展示されている。アールデコやモダニズムの影響を受けた美術館の建物も見ものだ。

※この記事はPen 2025年3月号より再編集した記事です。