梅酒界の新生! 最高級の南高梅とみりんを使って、素材の魅力を突き詰めた「飲むみりん梅酒」に注目を

  • 文:Pen編集部
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Fuu_2024_2.JPG梅酒で一般的なアルコール度数は12%程度だが、酒好きにもそうでない人にも飲みやすいよう8%ほどに抑えた。Fuu(フー) 500mL ¥4,950  

2月10日、みりんを主体にした糀のリキュールをかけ合わせた飲むみりん梅酒「FUU(フー)」が発売された。フーを生み出したのは、みなべクラフト梅酒。世界初のクラフトジンをベースにした梅酒を開発して香港進出を果たすなど、業界でも注目されているブランドだ。

みなべクラフト梅酒が位置する和歌山県みなべ町は、南高梅発祥の地として知られ、日本一の生産量と品質を誇る。梅酒特区としても認定されており、地元の梅を原料にした梅酒であれば、少量の年間生産量でも酒類製造免許を受けることができる地域だ。

そんな日本随一の名産地で育った同ブランド代表の高田遼は、実家の梅農家で培った知見を生かし、南高梅ならではの味わいを最大限に生かした梅酒づくりを2021年から開始。これまでジンをはじめ、泡盛、焼酎、さまざまな地に根付いた蒸留酒やリキュールと組み合わせ、南高梅のポテンシャルを活かしながら、さまざまな土地やニーズにあわせたレシピを開発してきた。

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フーのラベルは「ニューオールド」「ノスタルジ ック」といったキーワードを連想させるピクセルを採用。中央の⻩色や赤で完熟梅を表現。元々デザイン業界で働いていた高田のセンスが光る。

そんなクラフツマンシップ溢れる同ブランドが、“飲むみりん”の火付け役である老舗みりん醸造所の豊島屋からみりんを仕入れて製造したのが、今回のプロダクト。原料は、完熟南高梅を半年間漬け込んだものとみりんのみを使用し、南高梅ならではの優しい酸味を感じるさわやかで軽い飲み口が特徴だ。

お薦めの飲み方はロック。南高梅のフレッシュな酸味と、きめ細やかな口触りと奥行きあるみりんの味わいを堪能できる。みりんならではのまろやかで優しいアルコールなので、炭酸で割れば、あまりお酒を飲まない人も気軽に楽しめるはずだ。近年、再び盛り上がりを見せている梅酒。これからますます注目を浴びるであろう新進気鋭のブランドとして、ぜひ注目しておきたい。 

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世界初ジンベースの梅酒、Yii(イー)。ワインのエチケットのようにキャップにヴィンテージを記しているのも梅酒愛溢れる高田ならではのこだわりだ。500mL ¥8,800。

みなべクラフト梅酒

https://minabecraftumeshu.jp