Z世代の気鋭の書き手・竹田ダニエルが読み解く、カルチャーと社会のいまとこれから【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】『SNS時代のカルチャー革命』

  • 文:瀧 晴巳(フリーライター)
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【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】
『SNS時代のカルチャー革命』

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竹田ダニエル 著 講談社 ¥1,760

紋切り型の世代論で語られるのはもううんざり!? 1997年生まれでカリフォルニア在住の著者は、Z世代当事者の目線でカルチャーを読み解く『世界と私のAtoZ』で注目された。コロナ後の孤立が深まるアメリカでなにが起きているのか。映画『バービー』と資本主義、ビヨンセと人種差別など、トレンドの背景に変化する社会と個人の関係が見えてくる。SNSはリアルな世界で起きている事象に抵抗する言語や手段を得る場所。Z世代の価値観を知ることは、ポスト資本主義の世界を切り開くカギになるはずだ。

※この記事はPen 2025年3月号より再編集した記事です。