卓越したレザーワークと洗練されたデザインで知られるラグジュアリーブランドのロエベから、待望の新作スニーカー「バレエランナー 2.0」が登場する。2025年2月からフルラインアップでの展開が始まるこのモデルは、2019年にランニングシューズとフラットシューズを組み合わせたスニーカーとして誕生した「バレエランナー」を再創造した意欲作だ。

見た目の美しさと履き心地の良さは、大人のスニーカー選びにおける必須の条件といえる。「バレエランナー 2.0」は、1970年代のランニングシューズとフラットシューズの要素を組み合わせた独創的なシルエットで、その両立を見事に実現している。ロエベならではのアシンメトリーなトゥシェイプには、どこか芸術的な表情が漂う。サイドパネルに刻まれた「L」のモノグラムやタンのエンボス加工されたアナグラムといった、ブランドのアイデンティティを象徴するディテールも、控えめながら確かな存在感を放っている。

スタイリッシュな外観にとどまらず、履き心地へのこだわりにも抜かりはない。トゥキャップまで延びる波状のラバーアウトソールは、スポーティな表情を演出しながら、歩きやすさも同時に叶える。靴下のような心地よさをもたらす「サケット構造」も特徴の一つで、ライニングとインソールを縫い合わせる手の込んだ作りからは、ロエベの確かな職人技が垣間見える。

カラーバリエーションも、目利きを満足させる充実ぶりだ。ナイロンとカーフスキンを組み合わせたバージョンは、ブラック／ホワイト、ホワイト／ブラック、ブラウン／イエロー／ブルーなど、コントラストの効いた6色展開。さらに、ブラック、ホワイト、シナモンのソフトレザーを全体にあしらったバージョンをはじめ、新たなカラーが順次登場予定。各モデルに付属する2種類のシューレースは、気分や装いに合わせて表情を変える楽しみを与えてくれる。

軽やかな履き心地とどこかクラシカルな佇まいを持つ「バレエランナー 2.0」は、まさにロエベの革新性とクラフツマンシップの結晶といえるだろう。ラグジュアリーブランドならではの美意識と、スポーツシューズとしての機能性が見事に調和したこの一足は、永く付き合える理想の相棒となるはずだ。
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