極寒の競馬場に“裸男”が現れ話題騒然!「おどけるように両手を広げて…」前代未聞の姿

  • 文:吉井いつき
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Shutterstockrobin-Shutterstock ※画像はイメージです

アメリカの競馬場で、裸の男性がトラックに乱入する騒ぎが起きた。米ミラー紙などが取り上げている。

寒い夜なのに…

事件があったのは今年1月16日の夕方のことだった。この日、米ヴァージニア州チャールズタウンの競馬場では全9レースが行われたのだが、最初のレースが終わった直後に異変が起きた。本来なら馬たちが走るはずのコースに、突如、裸の白人男性が現れたのだ。


気温マイナス1.6度で雪も降るような非常に寒い日だったが、男性は靴と靴下を履いている以外は何も身につけておらず、手には『Streaker #2 – bet to show again.』と書かれたボードを手にしていた。Streakerとは彼のように全裸で公共の場を走る人のことを指す。showは場所柄を考えると、「複勝」(3着までに入る馬を指定する買い方)のことと思われる。この直前のレースで2番の馬が勝っているので、ボードの意味は『2番の複勝にまた賭けろ』という意味だろうか。


男性はボードを頭上にかざし、おどけるように両手を広げて観客席にアピールすると、そのままトラックを走り抜けていった。異常を察知した警備員が追いかけたが、男性は客席やフェンスを超えて逃げ、服を着て車で去っていったという。報道によると、地元警察が現場に到着した時にはすでに逃亡した後で、残念ながら逮捕できなかったそうだ。「長く働いていますが、こんなことは初めてです。この競馬場でもおそらく初めてのことではないでしょうか」と、競馬場の関係者は語る。


前述のようにレースは非常に寒い中で行われていたため、観客席に人の姿はまばらだったという。文字通り体を張った彼のショーは、わずかな観客の歓声と爆笑をさらったのち、レース場の公式SNSアカウントなどに晒されることとなった。動画はそれぞれ数万回再生され、「なんでこんなことを?」「クスリでもやってるのでは」などと、やはり多くの笑いを誘っていた。


なお、騒ぎのあった次のレース、2番は7頭中最下位に終わった。

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レース場公式Xにアップされた男性の動画。

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観客がアップした動画。