1755年に誕生したヴァシュロン・コンスタンタンは、250周年となる2005年に16の複雑機構を搭載した「トゥール・ド・リル」、260周年となる2015年には57の機構を備えた「リファレンス57260」を発表。今世紀以降、10年ごとに訪れる節目の年を、これまで培ってきた専門技術と価値観を体現したタイムピースによって祝福してきた。
そして、270周年となる2025年。新たな節目を記念して登場したのが「ヒストリーク 222」のステンレス・スチールモデルだ。これは1977年、222周年の際に発表された伝説的なスポーツウォッチ、初代「222」の新作となる。
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“ジャンボ”の愛称で親しまれている「ヒストリーク 222」は、ヴィンテージな要素とともに明確な現代性も兼ね備えたアイコニックなタイムピースだ。
ドイツ人の時計デザイナー、ヨルグ・イゼックによるデザインは、当時パイロット、ダイバー、探検家に向けたプロ仕様のモデルが主流だったスポーツウォッチの常識を覆すものであり、また、ヴァシュロン・コンスタンタンのスタイルにも新たな風を吹き込むものだった。
初代の誕生からおよそ50年。新たに登場した「ヒストリーク 222」のスチールモデルは、技術的にもデザイン的にもブラッシュアップを敢行。ブレスレットの連結部分は、ブレードが2枚式から3枚式に改良されたクラスプ(留め具)が装着され、軸を隠すとともに装着感も向上した。
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シースルーケースバックから見える自社キャリバー「2455/2」は、オリジナルモデルからわずかに小さいケース径を備え、厚みはわずか3.6mm。振動数は初代モデルの2,75Hzに対して、40時間のパワーリザーブを備えた4Hz(毎時2万8800回振動)に改良されたことで、より高い精度を実現している。
デザイン面ではダイヤル上の日付表示をやや中央に移動。これによって分を表すミニッツトラックが日付表示と重なることなく、すべての時を正確に読み取れるようになっている。
ほかにもさまざまなマイナーチェンジが行われたことで、より洗練され、使いやすくアップデート。「ヒストリーク 222」のステンレス・スチールモデルが、ヴァシュロン・コンスタンタンの稀代の名作を、未来へと継承する。
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ヴァシェロン・コンスタンタン
TEL:0120-63-1755
www.vacheron-constantin.com
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