イッセイ ミヤケのメンズウェアブランドであるアイム メンは、初となる2025/26年秋冬パリ・ファッション・ウィークでの発表に際し、1月24日から26日までの3日間に完全予約制の特別展示『FLY WITH IM MEN』をパリで開催する予定だ。

2019年に立ち上がった同ブランドは、三宅一生の「一枚の布」という思想を男性の身体という視点から捉え、ものづくりの可能性を追求してきた。プロダクトデザインを率いるのは、MDS（三宅デザイン事務所）に所属する河原遷、板倉裕樹、小林信隆の3名だ。メンバーそれぞれが研究し続けてきた衣服にまつわる専門性を活かし、独自の視点による発想と技術で唯一無二の世界観を確立した。

展示では、伝統的な日本の手仕事と現代的なテクノロジーが対話するインスタレーションを通して、ブランドのフィロソフィーである「一枚の布」の可能性から生まれた、新たな構造の衣服を紹介する。インスタレーションを手掛けるのは、建築から現代美術まで幅広く活動するデザイナーの吉岡徳仁だ。

アイム メンのクラフツマンシップをはじめ、衣服を形づくる素材および技法などについても深く知ることができる本展。パリで開催されるこの貴重な機会に、ぜひ訪れてみてほしい。