ギターの代名詞として知られるフェンダーが、またひとつ特別なモデルを世に送り出した。お相手は、ファッションシーンの重鎮として知られる藤原ヒロシ率いるfragment design。昨年末から販売がスタートした『fragment Telecaster®』は、早くも音楽シーンとファッション界の双方で話題を呼んでいる。
この特別なテレキャスターが目を引くのは、なんといってもそのルックス。60年代モデルをベースにしながら、ヘッドとボディトップには贅沢にもローズウッド材を使用。さらに、あえてドットポジションを省いたローズウッド指板が、どこか凛とした佇まいを演出している。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色。ボディトップとヘッドバックに刻まれた「FENDER/FRGMT」のロゴは、さりげなくも確かな存在感を放っている。
その魅力は見た目だけにとどまらない。6mm厚のローズウッドとアルダーを組み合わせることで生まれる、低音から高音までバランスの取れた音色。Vintage Noiseless™ Telecasterピックアップの採用で、厳選された木材の響きを忠実に再現する。弾き心地にもこだわり、モダン"C"シェイプネックと9.5インチラジアスの指板、ナロートールフレットの組み合わせで、スムーズな演奏性を実現した。ブラックツイードのハードケースと認定書も付属する充実ぶりだ。
このコラボレーションでは、ギターと合わせてウェアラインも展開。Tシャツ、スウェットシャツ、フーディには"MUTING CONGRESS"の文字をプリント。これは、カッティング奏法を愛する藤原ヒロシならではのアイデアで、ミュートの技法への敬意が込められているとか。ギターピックとストラップまで揃えば、fragment designの世界観を存分に楽しめる。
「ギターというよりは、トラディショナルな洋服や家具をつくるコンセプトで作った」。そう語る藤原ヒロシの言葉どおり、この一本は楽器であり、同時に美しい工芸品でもある。価格は385,000円(税込)。特別な一本を所有する喜びが、静かに、けれども確かに心の琴線に触れる。
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フェンダーミュージック株式会社
TEL:0120-1946-60
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