気候変動と戦う男・ディカプリオが“プライベートジェットでLA火災から逃げ出す様子”に批判殺到

  • 文:さかいもゆる
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Andrea Raffin-Shutterstock

未だ燃え続けているロサンゼルス火災。ハル・ベリーやジェニファー・ガーナーら、多くのセレブたちが避難者支援の基金設立やボランティアに励む中、プライベートジェットでメキシコに避難したのはレオナルド・ディカプリオ。

ディカプリオは、同じコミュニティの人々10万人以上が避難し、アンソニー・ホプキンスやジョシュア・ジャクソンなどセレブ仲間の家が燃えてしまったのを横目で見つつ、現地時間金曜日には恋人である24歳年下のモデル、ヴィットリア・セレッティと一緒にメキシコの高級リゾート地、カボ・サン・ルーカスへ。

今回被害の大きかったパシフィック・パリセーズ地区はセレブたちも家を持つ高級住宅エリア。コミュニティとの連帯感を大事にするハリウッドセレブが多い中、我先にとロサンゼルスを脱出したディカプリオの姿は異色に映る。

ディカプリオはレオナルド・ディカプリオ財団の創設者であり、気候変動とサステナブルにフォーカスした助成金に8000万ドル以上の資金を提供している。日頃から気候変動や環境保護活動に熱心だった彼が、環境に大きなインパクトを与えると言われるプライベートジェットで逃げ出したことも批判の種に。

そもそもセレブたちによるプライベートジェットの使用が環境破壊に繋がることは以前から指摘されていた。そしてイギリスの国際NGO「オックスファムGB」の調査によれば、今年に入ってわずか10日で、わずか1%の超富裕層たちがプライベートジェットなどで二酸化炭素を排出したことで、温暖化を抑制するための基準であるひとり2.1トンの排出上限を超えてしまったという。その1%にディカプリオも入っているのだろうか。

2023年から交際しているディカプリオとヴィットリアは、ディカプリオの父親と、その妻と同行。ディカプリオはベースボールキャップを被りカジュアルな服装で飛行機から降りて来た姿をパパラッチされている。

お金があれば安全な場所へ避難したいのは人として当然の心理ではあるけれど、去年はバースデーパーティーで近隣住民に迷惑をかけて怒りを買っていたディカプリオ。今回の一件で、さらに評判を落とすことは否めなそうだ。

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