今年の2025年は服装にピリッとドレッシーなスパイスを効かせる着方が広がりそうだ。スニーカーを革靴に変えることがそのひとつ。さらに注目の着こなしが、定番シャツを華やかに演出すること。ニュートラルな作風のオーラリーは、春夏コレクションで服と同じ共布のネクタイを揃えた。服に溶け込む自然なタイドアップを提案している。東京大人スタイルを代表するグラフペーパーも、服と同じ色傾向の無地ネクタイをラインナップ。両ブランドは古典的なアクセサリーを再解釈することで、男性の装いを一歩先へ推し進めている。
ただそんなお洒落アイテムでも、毎日の仕事でネクタイを使う人はオフタイムに外したいかもしれない。タイトな首周りを窮屈に感じる人もいるだろう。そんな御仁にぴったりの新作ドレスアップ小物を見つけてきた。トムウッドのシルバーネックレスと、トーガ トゥのリボンタイである。どちらもシャツの襟から垂らすだけで、見栄えがフォーマルになる。シャツ一枚で過ごす春夏に最高に役立つ優れものだ。
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ミニマルな造形美のシルバーを胸元に
ネックレスと呼ぶべきか、ループタイと呼ぶべきか。ミニマルな造形美で男女問わず大人気のノルウェーのトムウッドが、またもや魅惑のアクセサリーをリリースした。シルバー925で本物の輝きを放つ輪のチェーン。金具で固定させ、サイズ調整して首に掛けられる。
チェーンはメンズアクセサリーによく使われる喜平タイプ。金具には彫金が施されていない。親しみやすさと突き詰めたミニマリズムとが、洗練の美しさを生んでいる。
ここではループタイと考えて、仕立てのいいシルクシャツを組ませてみた。柄はトラッドなブルーの細ストライプ。シルクの流れるようなとろみと、揺れ動くジュエリーとが調和するドレスアップだ。ともに品格の高さも申し分ない。
冬場にはこのアクセサリーをタートルネックセーターに下げるのもよさそうだ。ループタイが流行った1970年代を意識して、裾フレアのデニムを穿いてみたり。様々な着こなしに応用できるこの逸品を自由に活躍させよう。
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首から下げる、それだけでタキシード
フォーマルな黒タキシードのジャケットを脱ぎ、白シャツから黒ボウタイを外して襟にだらりと下げた男。映画のワンシーンのようなこの姿のカッコよさを日常で表現できるグッズが登場した。モードなトーガのユニセックスライン、トーガ トゥの新アクセサリーである。
このアイテムが素晴らしいのは先端の金具にやや重さがあるところ。シャツ襟から垂らすだけでも先端がバタつかず収まりがいいのだ。しっかりと結ぶ手間がいらず気軽にドレスアップを愉しめる。さすがに派手に身体を動かすと外れてしまうかもしれないが、白シャツで品よく装うシーンでは問題ないはず。
組ませるシャツにあえて黒シャツを選び、色を馴染ませつつ鈍いメタルの輝きを強調させる着方もいいかもしれない。手持ちの服に合わせて自分流にいろいろと遊んでみよう。
TOM WOOD
TOGA TOO
HEUGN
tangenet
ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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