2024年12月31日、スイスのセレブ、ジョセリン・ウィルデンスタインさん(84)が亡くなった。亡くなる直前にもパリのリッツでパーティに参加する元気な姿を見せていたのだが、パートナーのロイド・クラインさんによると、滞在先のホテルで昼寝中に亡くなったという。死因は肺塞栓症だった。
ジョセリンさんは生前、猫のような顔つきを目指して整形手術を繰り返したことで知られ、その印象的な容貌から「キャットウーマン」の異名で知られていた。過去のインタビューによれば、その目をより猫らしくするための手術に数百万ドルを費やしたという。
整形前の驚きの姿
生前、ジョセリンさんは自身のInstagramに、整形手術を受け始める前の写真をいくつかアップしている。たとえば、アフリカで撮影したという出産前のジョセリンさんは、大きな目がとても印象的な美人である。また、娘のダイアンさんの誕生日を祝うメッセージと共にアップされた画像には、子供二人を抱いて微笑む優しげな女性が写っている。どちらの画像も、現在よく知られているジョセリンさんの姿と並べると、とても同一人物とは思えない。
これらの画像は大きな衝撃を与え、多くのいいねを集めた。該当Instagramのコメント欄は閉鎖されているためフォロワーらの感想を知ることは難しいが、この写真を取り上げた英Mirrorの記事には、「なぜこんな美しい人が整形手術を受ける必要があったのかわからない」「誰か、彼女を止める人はいなかったのか」「手術を行なった医者には責任があるのでは?」といったコメントが並んでいる。
なぜ整形を繰り返すようになったのか?
整形手術を重ねるきっかけとなったのは、かつての夫で億万長者のアレク・ウィルデンスタインさんとのすれ違いといわれている。当初はフェイスリフトのような一般的な処置を受けていたそうだが、不倫を繰り返す夫の心を取り戻すため、彼が好きな猫に自分の顔を近づけるような整形手術を受けるようになったという。
しかし結局、ジョセリンさんは1997年にアレクさんと離婚した。その際には不倫の和解金として25億ドル、慰謝料として毎年1億ドルを受け取ったが、このお金を整形手術に使わないという条件がつけられたとされる。
長年、社交界の人気者としてマスコミを賑わせてきたジョセリンさんであるが、葬儀は親しい人たちのみで小規模に執り行われ、遺体は火葬されるという。遺灰はジョセリンさんが生涯愛したアフリカへ送られ、両親も眠るケニアの牧場に埋葬される予定とのことだ。
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【整形前】子供を産む前のジョセリン(アフリカで撮影)。
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【整形前】娘の誕生日にアップした若かりし日の家族写真。
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【整形後】昨年12月の投稿。
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【整形後】亡くなる2日前の投稿。