“犬”にファーストクラスの座席を譲るよう強要⁉︎ 航空会社に激怒する男性にSNS賛否両論

  • 文:大村朱里
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Shutterstock-OlgaOvcharenko ※写真はイメージです

デルタ航空のファーストクラスで、ある男性が犬に席を譲るよう強制されたことをSNSに投稿。不満をつづった内容に賛否両論の声が集まった。この一連の出来事は、男性がフライト前にファーストクラスにアップグレードされたところから始まった。快適な空の旅を期待していた彼だったが、搭乗直前、突然ファーストクラスの座席から「ダウングレード」の告知を受けることに。

男性が不安と不満を感じながら、スタッフの説明を受け入れる形で席を移動した先に待ち受けていたのは驚愕の光景だった。なんと、彼が座るべきファーストクラスの席に犬が座っていたのだ。その後、その犬は隣の乗客の介助動物だと判明。男性は「犬が座っているなんて信じられない」と憤りを感じ、投稿に「犬のために席をダウングレードされました(Just Got Downgraded for a Dog)」とタイトルを付け、犬が座席に座る写真を添えてSNSにアップした。

怒りが収まらなかった男性は、デルタ航空のサポートに問い合わせると、「介助動物のために他の乗客が座席を移動しなければならないことがある」「このような状況では何もできない」と言われたという。彼はその返答に対して、「これはジョーク(笑)?」と話している。

「最近、デルタ航空が顧客を不当に扱い、サービスレベルが落ちていることを他の人が指摘しているのを見てきたが、今や自分もサービスに疑問を持ち始めている」と怒りをあらわにした。

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「その犬はきっと200万マイラーだろう」とSNSコメント

デルタ航空を利用する他の旅行者たちも、この男性に共感し、SNS上で意見が飛び交った。「最近、犬が過剰に優遇されている気がする」「ファーストクラスに犬…? しかも自分が座るはずだった場所に(笑)」「アメリカだけの現象だ」など、さまざまなコメントが寄せられた。

また冗談交じりに「その犬、きっとダイヤモンド・メダリオンの200万マイラーだろう」と指摘する声もあり、犬の特別待遇を揶揄するコメントも見られた。

デルタ航空は『PEOPLE』誌に対し、「お客様からの苦情を承知しており、現在調査中です」と述べ、事態の解決に向けて対応していることを伝え、「サービスアニマルはお客様の座席割り当てに影響を与えることなく対応している」とコメントした。

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【画像】ファーストクラスに座る犬の様子。どこか悲しげな表情をしている。