11月23日、ある衝撃的な写真が話題となった。
天井?壁?のような場所からから猫の頭だけが見えている。一瞬ギョっとする写真であり、「一体何が起こってこんなことになっているの!?」「この猫、生きているの?」と、多くの「?」マークが頭をよぎる。
John the black cat wriggles through a drainpipe - but with less than purrfect results 😺
— Sky News (@SkyNews) November 24, 2024
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これはイギリス・ノースサマセット州クリーブドンで暮らすある飼い猫が、ガレージ上部に設置された排水管に挟まり身動きが取れなくなってしまった様子を撮影したものだ。この猫の名前は「ジョン」(名前は「ジョン」でもメスの猫)。キャシーさんという名前の女性に飼われている。
排水管から頭だけを突き出したジョンの姿は、多くの人々を驚かせ、SNSでも大きな注目を集めた。
Cat Gets Stuck In Drainpipe With Head Sticking Out, Rescued By Firefighters https://t.co/42qkhSvVWy pic.twitter.com/TrhbrCQmNM
— NDTV (@ndtv) November 27, 2024
消防士たちの冷静な対応
この日の朝、ジョンが排水管から頭を出しているのをキャシーさんが発見した。ジョンは排水管の小さな穴を通り抜けられると思ったのだろう。しかし首は抜けたものの、体はすっぽり挟まってしまい身動きが取れない状態だった。
キャシーさんはすぐに消防署に助けを求め、クリーブドン消防署の隊員たちが午前9時55分に現場へ急行した。
消防隊員たちは、ジョンにできるだけ苦痛を与えない方法で救助することを最優先とした。排水管が埋め込まれた天井の一部を切りとるという選択が最適と判断され、はしごや工具を駆使して慎重に作業を行った。
ジョンは排水管がまだ首に巻き付いた状態で救出され、そのまま獣医クリニックの元へ運ばれた。
獣医は、まずジョンに鎮静剤を投与した。そしてジョンが落ち着いた状態になったことを確認した上で、首に巻き付いていた排水管を取り除く処置が行われた。
その間も酸素療法を施し、ジョンの健康状態を保つための細心の注意が払われた。
飼い主の安堵
処置が終わったジョンは、幸いにも大きな怪我を負うことはなく、元気な状態で飼い主キャシーさんの元に戻ることができた。
獣医クリニック「Vets4Pets Clevedon」によると「(排水管がとれた)ジョンは、(皆に)抱きしめられ、愛情をたっぷり受けた後、安心した状態で飼い主のもとに戻った」とのこと。
この救助劇は消防署のSNSを通じて公開され、その後メディアが報じたことから多くの反響を呼んだ。投稿を見たSNSユーザーたちは「可愛いジョンを救ってくれたクリーブドン消防署、ありがとう」「すばらし仕事」と消防士たちの健闘をたたえるコメントを送っている。
今回は消防士たちの迅速な判断で事なきを得たが、ジョンのように好奇心旺盛な猫は、予想外の危険な状況に陥ることがある。
年末年始の多忙な時期、ちょっとペットから目を離したすきに大変な事態になることはぜひとも回避したいものだ。飼い主の皆様、どうかご注意を。