日本家屋の趣を活かした、心安らぐ自宅のようなショップ「ルメール エビス」が誕生

  • 写真:河内 彩
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ルメール エビス

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建物はもともと個人邸宅として建てられた。箪笥や机、棚には至極自然に商品をディスプレイ。 

フランス発のファッションブランド、ルメールの新店舗が恵比寿に誕生。パリ、ソウルに続く3店舗目の旗艦店となる。閑静な住宅街に佇む1960年代に建てられた日本家屋がその場所に選ばれたのは、家庭的な温もりを感じさせるブランドのものづくりと共鳴したため。アーティスティックディレクターであるクリストフ・ルメールとサラ=リン・トランは細部に至るまでしつらえにこだわり、可能な限り元の造りのまま、壁には伝統的な日本の漆喰や竹製のすだれ、障子を施しながらヨーロッパのデザイナーによる芸術作品やヴィンテージ家具を整然と配置している。自宅にいるかのように心安らぐ空間で服を選ぶという、至福の時間を過ごしたい。

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窓からの日差しが心地よい2階。パリ店と同様、床にはアバカマットが敷かれている。

LEMAIRE EBISU

住所:東京都渋谷区恵比寿3-21-1
営業時間:11時~19時
定休日:不定休
www.lemaire.fr

※この記事はPen 2025年2月号より再編集した記事です。