飛躍的な進化を遂げ、クリエイティブのあり方をめぐる議論も喧しい「⽣成AI」。ついに全編生成AIによるオリジナル映画が誕生した。タイトルは『generAIdoscope:ジェネレイドスコープ』。2025年に公開を予定している本作は、3つのストーリーを映像・⾳声・⾳楽すべて⽣成AIで制作したオムニバス映画だ。
猿だけの無人島に漂着した船乗りの奇妙な体験を描く『モンキーズ・オデッセイ』、空想癖のある⼥の⼦の夢と現実の世界を表現する『AZUSA』、街の危機を救う魔術師の老婆の姿を描く『グランマレビト』。SF・ファンタジー要素が満載の3作品はそれぞれ、安達寛⾼、曽根 剛、⼭⼝ヒロキが原作・監督を務める。
2025年1月25日、Penが主催するイベント「Welcome to Pen 2025 CREATORS FES.」では、この3人の監督を招いて、生成AIによる製作の裏側を紐解くトークセッションを実施。劇場公開に先駆けて新着の本編映像一部も上映し、テクノロジー×クリエイティションの最新事情に触れる貴重な機会だ。本イベントの詳細は以下よりチェックを。
トークセッション登壇者
安達寛⾼
映画監督・脚本家・小説家
1996年に⼩説家デビュー。多岐にわたるジャンルの⼩説を発表し映画化を重ねてきた。⼤学時代に⾃主映画を撮り始め、2020年1⽉公開の『シライサン』にて⻑編監督デビューを果たす。Netflixにてアニメ『EXCEPTION』『ぼくのデーモン』で脚本を務める。
曽根 剛
映画監督
2023年よりAI映画を⾃主制作。『My Universe here』、『Sakura Nostalgia』が各国の映画祭に招待。同年、日本初のAIシンガーを⽣成して話題を集めた。全編ChatGPTが脚本を執筆し、AIが映像効果、音声、主題歌を担当した『SLEEP CINEMA』(23年)を監督。また、実写映画も手がけており『透⼦のセカイ』(19年)が上海国際映画祭に招待。
山口ヒロキ
映画監督
2004年、自身初の劇場用長編映画『グシャノビンヅメ』がモントリオール・ファンタジア国際映画祭でグランドブレーカーアワード銀賞を受賞。その後『メサイア』シリーズ、『⾎まみれスケバンチェーンソー』シリーズ、『トリノコシティ』などの映画を監督。2024年、AI映画『IMPROVEMENT CYCLE』がプチョン国際ファンタスティック映画祭を始めとした海外のAI映画祭に多数入選。現在は映画監督の他に、生成AIを映像に導入するためのアドバイザーとして、国内外で登壇も行っている。
Welcome to Pen 2025
CREATORS FES.
開催日時:2025年1月25日(土)15時スタート
開催場所:TOKYO NODE(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)
チケット料金:¥9,800(税込)/YOSHIROTTEN デザインオリジナルTシャツ付き ¥14,900(税込)
www.pen-online.jp/special/event2025