亀有の高架下の広大な空間に、圧巻の“見せる倉庫”「スカック」が出現

  • 写真:河内 彩
Share:

スカック(スクワット カメアリアートセンター)

1_241120_015.jpg
単管足場を使用した仮設的なテイストが特徴の本棚。書籍は購入も可能だ。

JR常磐線の亀有駅から綾瀬駅間の高架下に、芸術文化を堪能できる広大な空間が出現した。訪れる人々が、アート、デザイン、建築、食、音楽などに出合いながら学びとなる場所を目指す。最大の見どころは、数十mにわたって無数の書籍が並ぶ巨大な本棚だ。アートブック専門の卸業者、twelvebooksが世界各国の出版社から収集した書籍を保管する倉庫として機能しており、それを開放している。施設内にはレコードショップやカフェ、芸術作品の展示もあり、五感を刺激され続ける場所だ。

2_241120_042.jpg
レコードショップ、Vinyl Delivery Service(本棚の左奥)はロンドンの実店舗に続く日本初の店舗。約5000点が揃う。

 

3_241120_014.jpg
フリースペースにはカフェが併設。建築資材を実験的に組み合わせてつくった椅子やテーブルで寛げる。

SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)

住所:東京都葛飾区西亀有3-26-4
営業時間:11時~19時
定休日:月曜日、火曜日
Instagram@skwat.site

※この記事はPen 2025年2月号より再編集した記事です。