ヨーロッパの焼酎文化の発信拠点が、この秋いよいよリスボンに誕生

  • 文:乾 祐綺
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LISBON リスボン/ポルトガル

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こだわりの日本酒と、酒のアテを提供している「SakeMico」の店内。これまでたくさんの日本酒イベントも開催してきた新店舗の焼酎の品揃えがいまから気になる。

農林水産省の調査によると、海外における日本食レストランの数は、2023年でなんと18万7000店に。2年前の調査結果と比べても、約2割の増加となっているとか。欧州屈指の観光地であり、移住地として注目されるポルトガルも例外ではなく、首都リスボンでは毎月なんらかの日本食店が開業している。こうした日本食人気とあいまって酒の人気も高まっているが、次はいよいよ焼酎にスポットライトが当たりそうだ。リスボンで日本酒ブームを牽引してきた寿司居酒屋「SakeMico(サケミコ)」が11月末に焼酎バー「YoiZaru(ヨイザル)」をオープン。厳選した本格焼酎と、居酒屋的なメニューが楽しめる店に。欧州の焼酎文化発信基地になるかも?

www.instagram.com/yoizaru.izakaya

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新店舗は品のいいレストランやバーが立ち並ぶエリアとして知られるプリンチペ・レアル地区にある。日本の大工の技術を活かし、内装を仕上げ中の様子。

※この記事はPen 2025年1月号より再編集した記事です。