イタリアのセルジオ ロッシが日本の技術をリスペクト!金具までMade in JAPANのレザーバッグ

  • 写真・文:一史
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日本製造をコンセプトにしたセルジオ ロッシの新発想バッグ「sr1 ミニ クロスボディバッグ」。2024年12月20日(金)より発売(一部百貨店では発売済み)。H18xW11xD4.5cm。¥93,500

レザー製品の世界最高峰の国はイタリアとされている。Made in ITALYと刻印があれば、それは高品質な製品と考えていいほどだ。1951年創業のセルジオ ロッシもイタリアのラグジュアリーレザーブランド。コレクションの主軸はシューズで、2017年以降にプレートを取り付けたアイコンシリーズ「sr1」を展開している。まさしくイタリアを象徴するセルジオ ロッシがこのたび、日本にフォーカスした新作を登場させた。日本の製造技術の高さに目をつけ、東京の工房にレザーの裁断から縫製、仕上げまでを一任。sr1のシンボルであるプレート金具まで日本に発注した、我が国の職人技が息づくコレクションだ。

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スマホや薄財布などがほどよく収まる容量。背面に大きなオープンポケットがつく。ショルダーストラップは長さが固定。男女兼用なので背が高い男性が斜めがけすると本体が高い位置にくる。

レザー素材はイタリア製のカーフレザー。日本各地の鞣し業者の素材は味わいのある野性的なものが多いため、ラグジュアリーバッグに合う高品位なシボ革の調達は難しかったのかもしれない。なおデザインもセルジオ ロッシの本国デザインチームが担当している。
販売先は日本限定だ。海外に運ばずそのまま国内直営ストアで販売するシステムを組み、輸送で生じる二酸化炭素と温室化ガスの排出を最小限に抑えている。このバッグは現代的なSDGsに基づくプロダクトでもある。

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収納部も贅沢なレザー張り。内側にカードポケットがつく。本体フラップはマグネット式で素早く取り外せる。

10万円を切る価格なのも嬉しいトピックだ。国内製造で流通コストを抑えられたからだろうか。セルジオ ロッシはメンズシューズで10万円を越える価格帯が標準なことを考慮するとお買い得に思える。
デザインは男女のどちらにもフィットするユニセックスで、男性ならテーラードスーツもよく似合いそうだ。仕事用のブリーフケースをコンパクトに洒落させたようなこのショルダーバッグで、イタリア×日本の新たなファッションフィールドを体感してはいかがだろうか。

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色バリエーションは全4タイプ。トープ×シルバープレート(上写真)、ブラック×シルバープレート(記事内写真)、ブラック×ゴールドプレート、マカダミアブラウン×ゴールドプレートだ。

Sergio rossi

www.sergiorossi.com

 

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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