高速を運転中、知らない間に毒ヘビに巻きつかれた女性、「怖すぎる…」と話題騒然

  • 文:大村朱里
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Shutterstock-Ton Ponchai ※写真はイメージです

オーストラリアで高速道路を運転中の女性の足元に、“猛毒のヘビ”が這い上がっていたという衝撃的な事件が発生。この話題はヘビ嫌いを震え上がらせ、ネット上で大きな反響を呼んでいる。

事件が起きたのは11月30日、メルボルン近郊のモナッシュ・フリーウェイ。裸足の女性が路肩に停車し合図をしているという通報を受け、警察が現場に急行。そこで明らかになったのは、時速80kmで走行中の車内で、足元に猛毒ヘビが巻きついていたという恐ろしい状況だった。「女性は運転中、足元に何か異変を感じて下を見たところ、ヘビが登ってきているのを発見したそうです」と警察は説明している。彼女はすぐにヘビを払い落とし、周囲の車を避けながら冷静に路肩に停車。車外に脱出して助けを求めたという。

驚くべきことに、女性の車内に現れたのは、オーストラリアで3番目に毒性が強いタイガースネーク。オーストラリアン・ジオグラフィック誌によれば、このヘビに噛まれると激しい痛み、麻痺、呼吸困難を引き起こし、命を奪う危険性もあるという。ヘビがどのように車内に入り込んだのかは謎だが、その恐ろしさは計り知れない。警察はすぐにヘビ捕り業者を呼び、捕獲の様子が動画に収められた。

動画にはオレンジ色の服を着た業者の男性が、大きな黄色のヘビの先端を掴み、車から道路に出す場面が映っている。見事な手際でヘビを車から引き出す姿はさすがプロとしかいいようがない。投稿された画像にはヘビが袋に収められる様子も。また、運転席の隙間にヘビが隠れている様子も映し出されているが、こんなところにヘビが隠れているなんて夢にも思わないだろう。

「極めて奇跡的」とヘビ捕り業者

ヘビ捕り業者は地元メディアに対し、「彼女が冷静に車を停車させ、警察に通報できたのは奇跡的です」とコメント。また、タイガースネークに遭遇した場合は、「落ち着いて距離を保つこと」が重要だとアドバイスしている。 

「ヘビは追いかけてこないし、あなたを傷つけるためにそこにいるわけではない」

女性はその後、救急隊員の診察を受け、幸いにもヘビに噛まれていないことが確認された。

この動画がSNSで拡散されると、恐怖とともに女性の冷静な行動に感心する声が多く集まった。「運転中に足元にヘビが巻き付いたら、私は失神する」「信じられない」「冷静に車を停められたのはすごい」「一体どこからヘビが入ってきたんだろう?」といったコメントが続々と寄せられた。

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【動画・写真】車のキーの差し込み口の下に突如として現れたヘビ。