愛に年齢制限はありませんーーアメリカ・フィラデルフィアの老人ホームで出会った100歳の男性と102歳の女性が、恋に落ちて結婚。二人の愛の物語は、世界最高齢の新婚夫婦としてギネス世界記録に刻まれた。

この物語の主人公はバーニー・リットマンさん（100歳）とマージョリー・フィッターマンさん（102歳）。ふたりのラブストーリーは9年前、高齢者向けコミュニティで開催された仮装パーティーから始まった。出会った瞬間から心が通じ合い、すぐにロマンスに火がついたそうだ。ギネスレコードによると、二人はそれぞれこれまで人生を楽しんでおり、長年連れ添ったパートナーを亡くしたのという。

ふたりの初めてのデートはリットマンさんのひ孫が生まれた日。共に食事をし、施設内の演劇にも参加しながら絆を深めていったそうだ。さらに驚くべきことに、二人は若き日のペンシルベニア大学で同じ時期を過ごしていた可能性がありバーニーさんは工学を専攻、マージョリーさんは教職の道を志していたという。学生時代にどこかですれ違ったかもしれない二人の人生が、時を経て再び交わったのだ。

リットマンさんの孫娘であるサラ・シチャーマンさんは、この特別なカップルについてこう語っている。「お互いを見つけ、支え合う存在になれて本当に幸運でした。ふたりとも、お互いのユーモアと知性を愛しています。彼らはお互いに若さを保っています」

合計年齢202歳「最高年齢のカップル」に

ふたりは合計年齢202歳と271日でギネス世界記録「結婚した最高齢のカップル」に認定。結婚式はチュッパと呼ばれる伝統的なユダヤ教の天蓋祭壇の下で執り行われ、感動的な祝宴となった。ラビという、ユダヤ教の宗教的指導者の役割を務めるアダム・ウォールバーグさんは、通常の新婚カップルに向けたアドバイスではなく、特別な言葉を贈った。

「最近では多くのカップルが出会い系アプリで知り合いますが、直接会って恋に落ち、一緒に人生を築く昔ながらの方法がやはり素晴らしい」

「あなた方それぞれが、互いについて知っていること、理解していることは、あなた方とパートナーにとってまさに未来がもたらすものだと言ってもいいでしょう。そして、あなた方が互いについて愛していると決めたこと、それらは変わることはないでしょう」

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