幼い子どもを連れての家族旅行は良い思い出になるが、大変なこともたくさんある。荷物も増えるし、移動も制限されるし、旅行先で観光したり遊んだりする場所も子どもが最優先になる。何より、レストランで現地のグルメをゆっくり楽しむのは至難の業だ。
1歳に満たない息子を連れて、インドネシア・バリ島を訪れた夫婦のSNS投稿が話題になっている。夫婦は、現地の飲食店のスタッフたちが代わりに息子の面倒を見てくれている様子を撮影した。
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「バリのレストランに行ったら、赤ちゃんを盗まれる」
オーストラリア在住のコスタ・ジェナリスさん(31)とスカイ・ジェナリスさん(29)は、生後11カ月の息子セオ君を連れて、11月にバリへ行った。セオ君にとっては、初めての旅行だ。
父親のコスタさんは、11月25日に投稿した動画に「バリのレストランに行ったら、赤ちゃんを盗まれる。その間、ディナーを楽しめる」と一文を添えた。
動画には、バリのさまざまなレストランで、たくさんのスタッフたちに囲まれるセオ君が映っている。どの店でも、スタッフたちがセオ君の子守りを進んで引き受け、皆でセオ君をかわいがってくれたという。
ある店のスタッフは「次は私に抱っこさせて!」と言わんばかり。セオ君も楽しそうだ。
「最初は少し不安だった」と、コスタさんはFOXニュースに語る。しかし、セオ君が嬉しそうな様子を見て、その気持ちはすぐに変わったそう。そこで、コスタさんは気づく。
「妻と一緒に温かい食事をとったのは、ほぼ1年ぶりでした」
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動画の再生回数は100万超
スタッフたちは、セオ君を決してコスタさんたちの視界から外すことはなく、何かを見せたり触らせたりする前に、必ず許可を取りにテーブルまで来たという。
この「神対応」に感銘を受ける視聴者が続出。動画はInstagramとTikTokで、計110万回以上再生されている。好意的なコメントが多数寄せられた。
「彼はセレブだね」
「かわいい!バリの文化も人々もすばらしい」
「うちの4歳の甥っ子もバリが大好き。現地の『おばさま』たちに会いたくて、また行こうってせがんでる」
なかには、ベトナムやタイでも似たような経験をしたと語る人もいた。
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