モンクレール × パーム・エンジェルス、70年代レーシングカルチャーから着想を得た最新コレクションを発表

プレミアムダウンブランドのモンクレールと、ロサンゼルスのスケートカルチャーにインスパイアされたラグジュアリーストリートブランド、パーム・エンジェルスによる意欲的な新作コレクションが登場した。70年代のF1レースカルチャーを軸に、両ブランドならではの個性が融合した注目のラインアップだ。

今回のコレクションは、10月に上海で開催された「The City of Genius」で披露。会場には70年代のF1レースの世界観が再現され、ヤシの木が立ち並ぶレトロなレーストラックの中で、エンジン音が轟く臨場感あふれるプレゼンテーションが展開された。

独特な美学が注目を集める本コレクションでは、1952年の創業以来、最高峰のダウンウェアを手がけてきたモンクレールのテクニカルなアウターウェアを基調としながら、イタリアンレーシングの洗練された雰囲気を取り入れている。さらに、2015年の設立以来、ストリートカルチャーとラグジュアリーの融合で話題を集めてきたパーム・エンジェルスらしいアメリカンカレッジテイストを巧みに織り交ぜた。

デザインの要となるのは、モンクレールの象徴的なロゴにヤシの木のモチーフを組み合わせた限定デザイン。これを軸に、グラフィックロゴやチェック柄、刺繍ワッペンなど、ヴィンテージ感溢れる要素を随所に配置。ここにパーム・エンジェルスのトレードマークであるスポーティなデュアルバンドを効果的に用い、コレクション全体を引き締めるアクセントとした。アイテムラインアップは70年代風のスリムフィットトラックスーツをモダンにアレンジしたものを中心に展開。ワッペン付きのアウター、ストライプがアクセントのウェア、グラフィックTシャツ、パーカ、各種アクセサリーと多岐にわたり、まるでカリフォルニアのハイウェイを駆け抜けるレーサーのためのユニフォームを思わせる仕上がりだ。

このコラボレーションを手がけたパーム・エンジェルスのフランチェスコ・ラガッツィは、モンクレールジーニアスのローンチ当初からのコラボレーター。彼が得意とするアメリカンスタイルとヴィンテージスポーツの要素は、モンクレールの伝統的な技術力や世界的な影響力と融合することで、より深い表現へと昇華した。新コレクションは、モンクレールの一部店舗、主要セレクトショップ、そして公式ECサイトにて展開中。70年代のモータースポーツが持つスピード感と情熱を現代のストリートウェアへと表現した本コレクションは、両ブランドの新たなマイルストーンとなりそうだ。

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