全身タトゥーのインフルエンサー男性が背中の新たなタトゥーを公開し、話題となっている。そのモチーフはクリスマスの悪魔・クランプス。クリスマスシーズンに相応しいタトゥーは、英The Mirrorでも取り上げられた。
カナダ人のジェレミー・スコフィールドさん(通称レミー)は、身体改造者で、全身の97%にタトゥーを入れている。Instagramのフォロワーは11万人を超えるインフルエンサーだ。現在36歳のレミーさんはこの7年、毎週2回は体のどこかに墨を入れているといい、タトゥーを入れるのに費やした時間は2500時間以上に及ぶという。タトゥーを含め、身体改造にかけた金額は日本円にして4600万円以上。途中で数えるのをやめたというから、実際にはもっと大金を費やしているのだろう。
レミーさんは最近、背中に新たなタトゥーを入れたことをInstagramで明かした。元々レミーさんの背中には大きなタトゥーが入っていたのだが、2017年にそれを黒く塗りつぶし始めた。そしてその上に、新たなタトゥーを彫り込んだのである。
背中に現れたクリスマスの悪魔
背中全体を使って大胆にデザインされたのは、恐ろしげな形相をした悪魔の顔だ。大きな角と赤く輝く瞳、鋭い牙の生えた口からは赤い舌がはみ出している。モチーフとなったのは、クリスマスの悪魔と言われるクランプスだ。クランプスはヨーロッパ中部の伝承にある悪魔で、良い子にプレゼントをあげるサンタクロースとは逆に、悪い子に警告と罰を与える存在とされている。
このデザインについてレミーさんは「忍耐と好奇心、想像力によって生み出された」と語っている。タトゥーが完成するまでをまとめたInstagramの動画には、「あなたの進歩にはいつも驚かされる」「素晴らしい作品だ」といった称賛の言葉から、そのデザインにちなんで「クリスマスに間に合ってよかった」「メリー・クランプス」といったコメントも並んでいる。
動画には出血しているようなシーンもあり、投稿のコメント欄にはタトゥーを入れる痛みや苦痛についての質問も寄せられている。レミーさんはタトゥーを入れるのに麻酔などは使っていないといい、「(麻酔が)必要だったり望んだりするなら、ここまでのことはしない」と返信している。
なおレミーさんは過去に何度もタトゥーのデザインを変えており、背中だけでも5〜10回は彫り直しをしているという。このクランプスもいずれは消えて、別のデザインになるのかもしれない。「芸術には決して完成はない」とレミーさんはコメントしている。
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