大統領になった気分が堪能できる!? エリゼ宮前に誕生した、ユニークなスポット

  • 写真&文:髙田昌枝
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PARIS パリ/フランス 

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エリゼ宮の「ル・サロン・ドレ」は、ド・ゴールが執務室として使って以来、歴代大統領の執務室に。

大統領官邸前の通りは警備員が立ち、入り口周辺は車両も通行止めとなり、常にものものしい雰囲気が漂う。そのエリゼ宮の目の前に、パリ・オリンピックを機会にオープンしたのが、「ラ・メゾン・エリゼ」。エリゼ宮の歴史を紹介しつつ、大統領執務室を再現。国賓を迎えるテーブルや各国からの贈答品が展示されている。

お国自慢な展示はもちろん、エリゼ宮のパティシエチームが手掛けるオリジナルスイーツが食べられるカフェもお薦め。トリコロールのガラス天井の下、窓からエリゼ宮のエントランスを望む立地は実に贅沢。メイド・イン・フランスの雑貨を集めた施設内のブティックでお土産探しするのもよさそうだ。

www.elysee.fr/en/maison-elysee

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スイーツの名前もユニーク。カシスと栗の両方の風味が広がる「アン・メム・タン(どちらもという意)」(12ユーロ)はマクロン大統領の口癖が由来だ。

※この記事はPen 2025年1月号より再編集した記事です。