海とともに過ごす贅沢な別邸を展開している「UMITO(ウミト)」が、初となる本格オルベージュを鎌倉の腰越にオープンした。海岸線に沿って江ノ電が走り、都心からのアクセスも良好な、鎌倉唯一の漁港としても知られるこの地に新しく誕生したのが「UMITO鎌倉腰越」だ。
UMITOはそもそも複数のオーナーが共有で客室を所有する「タイムシェア」の形態をとっているが、一般のユーザーもホテルとして利用することができる。「絶景の中で非日常を味わう特別な場所」をコンセプトに、これまでにもホテルタイプやヴィラタイプなどさまざまな別邸を開発してきたが、「UMITO鎌倉腰越」は初のオーベルジュとしてオープン。煌めく海と江の島を眼前に美食を楽しめる、非日常体験型のリゾートだ。
なんと言ってものその魅力は、徒歩30秒で海岸に出られる海近の立地。窓一面に広がるオーシャンビューや夕焼けに染まる江の島を一望できる絶好のロケーションで、都会の喧騒を離れ、波音をBGMにリラックスしたチルアウトタイムを過ごすことができる。
2階と3階の各フロアに1室ずつ設けられた客室は、130㎡超の2ベッドルームスイートという贅沢な間取りで、利用者は1⽇2組だけに限られる。海側は全面ガラス張りで開放感にあふれ、“間”を⼤切にしたゆとりのある空間が特徴だ。
室内は自然素材の温もりが感じられ、アメリカ西海岸のようなリラックスした雰囲気に包まれる。また、客室内にサウナや露天風呂が備えられているところもポイントだ。
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ひらまつで料理長を務めたシェフによる、地域に根ざしたレストラン
今回はUMITO初のオーベルジュというだけに、レストランにも着目したい。1階にあるフレンチレストラン『Le RESTAURANT』は、宿泊者はもちろんのこと、レストランだけのゲスト利用も可能だ。料理長を務めるのは、広尾の名店「レストランひらまつ広尾」で8年間にわたり料理⻑を務めた小川大樹シェフ。
「パリや東京・広尾での経験を経て、鎌倉の海を望むこの地で、のびのびと料理に打ち込むために移り住みました。腰越のアースカラーをテーマに、海や砂浜、夕日をイメージした食器や空間を整えています。長年の研究の末、日本人としての感性を活かした素材の味を極限まで引き出すフランス料理を表現できるようになりました」
そう語る小川シェフは、地元の生産者を訪ねたり近隣の人々と交流を重ねるなど、「地域に深く根ざしたレストラン」を目指しているという。
「鎌倉は海と山に恵まれた素晴らしい立地だと感じています。単に地元の食材を使う地産地消にとどまらず、地域に深く根ざした地産地消を目指しています。たとえば、鎌倉の伝統野菜の生産者を訪れて食材を仕入れたり、朝市で新たな食材を探したり、地域のシェフと密に情報交換を繰り返すことで、地域と一体化したレストランを目指しています」
都心から1時間ほどで訪れることができる湘南エリア。なかでも腰越は、ビーチサイドにありながら静かな時間が流れる稀有な地だ。美食に酔いしれながら、海に抱かれるようなチルアウトを──。そう、大人にこそ、心と身体を癒やす、なにもしない贅沢が必要なのだから。
UMITO鎌倉腰越
住所:神奈川県鎌倉市腰越3-12-16
TEL:0467-55-8084
https://hotel.umito.jp