BIGBANG復活ステージにK-POPファン大感動! 「2024 MAMA AWARDS」を振り返り

  • 文:Pen編集部
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韓国総合エンターテインメント企業、CJ ENMが主催するK-POP授賞式「2024 MAMA AWARDS」が11月21日から11月23日までの3日間にわたって、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターと大阪・京セラドームで開催された。

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2年ぶりの大阪・京セラドームでの開催となった今年のMAMAのコンセプトは「BIG BLUR:What is Real?」。産業間の境界が崩れることを意味するビッグブラー時代が到来し、さまざまな⾳楽、⽂化、好みなどが曖昧になった境界の中で融合して誕⽣した「世の中になかったNew Thing」を披露するという抱負が込められた。  ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

韓国、日本、マカオ、シンガポール、香港、ベトナムなど、これまでアジアを中心に開催されてきたが、今年はK-POP授賞式としては初のアメリカに進出。現地時間11月21日にロサンゼルスのドルビー・シアターを皮切りに、11月22日と23日は、日本の京セラドーム大阪につながる3日間のリレーで全世界に生中継された。

楽曲「APT.」が世界的なブームとなっているBLACKPINKのロゼ×ブルーノ・マーズの登場や、7年ぶりに音楽活動を再開したG-DRAGONのステージにBIGBANGの再集結など、日本でも大きな反響を呼んだ今年のMAMA。そんな今回のMAMAの見どころを紹介したい。

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MAMAとは?

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ロサンゼルス、ドルビー・シアターのレッドカーペットに登場したパク・ジニョン(J.Y. Park)。アンダーソン・パークとのコラボステージも披露した。 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

MAMAは、音楽専門チャンネルMnetを運営するCJ ENMが主催し、1999年に第1回⽬「Mnet映像⾳楽⼤賞」として開催。2009年に「Mnet Asian Music Awards(MAMA)」に改称され、22年に「MAMA AWARDS」歴代最⼤スケールとしてリブランディングされた、世界最大級のK-POP授賞式である。

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大阪・二日目のレッドカーペットに登場し、プレゼンターを務めた俳優パク・ソジュン。 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

今回の大阪には、ホストのキム・テリをはじめ、Netflixドラマ『イカゲーム』で世界的にブレイクを果たした俳優チョン・ホヨンやパク・ソジュン、日本にもファンが多いマ・ドンソクや永野芽郁まで、ワールドスター級のプレゼンターが駆けつけた。彼らによる、今年のK-POPを彩った各部門の賞の発表はもちろん、トップアーティストたちによる特別なステージで、全世界のK-POPファンが注目する豪華なラインアップとなった。

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MAMAでしか見られない、スペシャルステージ

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2023年にデビューした新人グループ「ボーイネクストドア(BOYNEXTDOOR)」のステージは、バーテンダーに扮したダンサーたちともにヒット曲「Earth, Wind & Fire」を披露。 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

MAMAの見どころといえば、普段のステージでは見ることができないアーティストたちによる豪華なステージ演出だ。原曲からアレンジされたMAMA限定のバージョンや、大人数のダンサーを引き連れた大型パフォーマンスなど、年末の授賞式、そしてドームという場に相応しい圧巻のステージが続く。

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22日(金)のステージには、TOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)のボムギュとヒュニンカイ、ENHYPEN(エンハイプン)のジェイ、ZEROBASEONE(ゼロベースワン)のキム・テレとハン・ユジンが参加したコラボバンド「自己発光TOENZE」が登場。 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

グループの垣根を超えたコラボステージもまた、MAMAの見どころのひとつ。2017年にはMnetのオーディション番組『PRODUCE 101』から誕生したI.O.I(アイオーアイ)とAKB48のコラボが話題になった。

22日の京セラドームのステージでは、日本でも大人気のK-POPグループ、TXT・ENHYPEN・ZEROBASEONEから5人選抜コラボバンド「自己発光TOENZE」が登場し、1995年の楽曲「Left-hander(MAMA ver.)」を披露。豪華な一夜限りのバンドパフォーマンスに、会場が酔いしれた。

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G-DRAGONが7年ぶりにカムバックし、BIGBANGがサプライズ集結!

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2017年以来、日本のステージに立ったG-DRAGON。この日、音楽的な挑戦と開拓精神でK-POP界に貢献した「MUSIC VISIONARY OF THE YEAR」も受賞した。  ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

京セラドームでの2日間のステージの中で、最も会場を驚かせたのは“KING OF K-POP”、G-DRAGONとBIGBANGによるカムバックステージだった。

まずイントロとしてG-DRAGONの「無題 (Untitled, 2014)」が本人映像とともに流れると、待ち侘びたファンからは大歓声が。ステージ下から本人が現れると、先月末に発表した7年4ヶ月ぶりの新曲「POWER」を披露し、会場を沸かせた。

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“K-POP王者”の貫禄でステージを魅了したBIGBANG。 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

さらに先日22日にリリースされたばかりの新曲「HOME SWEET HOME」が始まると、幼少期のG-DRAGONがスクリーンに映し出され、順にBIGBANGのメンバー、SOLとD-LITEが合流していくというサプライズな演出にK-POPファン、そしてアーティストたちも大歓喜。

最後には、BIGBANGの代表曲「BANG BANG BANG」と「FANTASTIC BABY」を披露し、ボルテージは一気に最高潮に。G-DRAGONとBIGBANGの新たな幕開けを予感させる、歴史に残るステージとなった。

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今年の大賞は......

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「DRAMA」「Supernova」「Armageddon」など、昨年から今年にかけてヒット曲を量産しているaespaが「SONG OF THE YEAR(今年の歌賞)」を受賞。 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

MAMAではその年を象徴するアーティストや曲など、さまざまな賞が授与されるが、最も注目されるのは大賞部門だ。「SONG OF THE YEAR(今年の歌賞)」「ALBUM OF THE YEAR(今年のアルバム賞)」「ARTIST OF THE YEAR(今年の歌手賞)」の3つの賞からなる。

まず「SONG OF THE YEAR」には、aespaの「Supernova」が選ばれた。今年5月に発売された1stフルアルバム『Armageddon』のタイトル曲で、韓国主要音源チャートの1位を15週連続で獲得。何度聴いても飽きない中毒性でロングヒットを記録し、今年の歌に選出。

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昨年に引き続き「ALBUM OF THE YEAR」、そして「ARTIST OF THE YEAR」を受賞し今年は大賞2冠を達成したSEVENTEEN。 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

「ALBUM OF THE YEAR」には、SEVENTEENの11thミニアルバム『SEVENTEENTH HEAVEN』が輝いた。そして「ARTIST OF THE YEAR」もSEVENTEENが受賞し、楽曲プロデュースを務めるメンバー・ウジ(WOOZI)は前日に誕生日を迎えたことについて触れたあと、「誕生日を祝われるのはあまり好きではないのですが、このような良い賞を誕生日プレゼントのようにいただくのは嬉しくないはずがない」と、涙ながらに受賞の喜びを語った。

K-POPの世界的な躍進にともなって、年々規模が大きくなるMAMA。来年はどんな新しい楽曲やパフォーマンスが生まれ、時代のアイコンとなるのか、早くも期待感を募らせる。

なお「2024 MAMA AWARDS」の模様は、12月13日〜15日にかけてCS放送Mnet および動画配信サービスMnet Smart+で日本語字幕版の放送・配信が決定。ぜひ、この感動を何度も味わってみてほしい。

CJ ENM

www.cjenm.com