「緑色」の子犬が生まれる。珍しいが同様のケースも、なぜ緑になる?

  • 文:Rikako Takahashi
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shutterstock_1642447783.jpgピットブルの赤ちゃん Photo:Sushitsky Sergey/Shutterstock※写真はイメージです

アメリカ在住のカップルが飼育する愛犬2匹の間に、珍しい子犬が生まれた。複数匹のきょいうだいたちの中に「緑色」のメスがいたのだ。

ミシシッピ州に住むアニスと恋人のグレッグは、ピットブルのパールとハーレーを飼っている。11月初旬、2匹の間に子犬たちが生まれたのだが、1匹だけ明るい緑色の毛をまとっていた。

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『シュレック』にちなみフィオナと命名

「アメリカン・ピットブルが生んだ子犬がなぜ緑色なのか?」と世にも奇妙なGoogle検索をした、と、アニスさんは米テレビ局WAAYの取材に答えた。

映像では、まだ目も開いていない生まれたての白い子犬たちに混ざって、緑色の子犬がいる。

アニスとグレッグは、映画『シュレック』シリーズのキャラクターにちなんで、緑色の子犬に「フィオナ」と名付けた。主人公シュレックのパートナーで、同じくオーガのプリンセスだ。

フィオナはいちばんに母親の胎内から出てきたため、「初めは色が違うこに気づかなかった」とアニスは語る。

「でも、もう1匹出てきたとき『最初の子、色がまるで違うじゃない』と思いました」

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なぜ緑色に?

2020年にも、イタリアで緑色のオスの子犬が生まれている。彼は「ピスタチオ」と名付けられた。

米ノースカロライナ州や、スコットランドでも同様のケースが報告されており、まれではあるが似た事例があるようだ。

CNNによると、母犬の妊娠期間中、胆汁に含まれる緑色の色素「ビリベルジン」が胎盤から羊水に混ざり、子犬の毛を染めることがあるという。

フィオナは数週間で本来の毛色に戻る見込みだそう。

アニスとグレッグはすでに犬を4匹飼育しているため、フィオナを含む子犬たちは別の家族に譲る予定だという。

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