BERLIN ベルリン/ドイツ
1920年代は、ベルリンの黄金時代と言われる。世界で3番目の大都市となり、先進的な憲法をもつワイマール共和国の首都として、自由な芸術・文化が花開いたためだ。いま、この時代を舞台にした大ヒットドラマシリーズ『バビロン・ベルリン』のロケ地ツアーが好評を博している。ツアーではガイドとともにタブレットで映像を見ながら、現在も残る居酒屋や市庁舎、駅舎などを訪れる。現代的な街並みの中に100年近く変わらない風景を見つけられるのが興味深い。ドラマのほうはナチスの台頭で不穏な幕開けを予感させた「シリーズ4」に続き、ラストとなる「シーズン5」が撮影開始。終盤に向けてツアーもさらに盛り上がりそうだ。
※この記事はPen 2024年12月号より再編集した記事です。