コーヒーを一杯、ただそれだけを楽しむ時代はもう終わり⁉️ いま、中国の高さ70メートルに位置する「崖っぷちカフェ」が、大胆すぎるコンセプトで注目を集めている。客は命綱を装着し、コーヒー片手に息を呑むような美しい海岸の景色が楽しむことができるようだ。その価値は、いったいどれほどのものなのか?
「コーヒー+α」の体験型カフェが世界中で人気を集める中、中国・福建省福州市にオープンした“クリフサイド・カフェ”が今注目を集めている。このカフェ最大の魅力は、何といってもそのロケーション。海から70メートルの崖に固定された金属製の足場を進まなければたどり着けない場所にある。
訪れる客は、命綱を装着し、崖をよじ登り、崖に設置されたベンチでコーヒーを楽しむ。CNNによれば、このクライミングの最中にはガイドがつきっきりでサポート。途中で絶景をバックに写真を撮れるのも、ここならではの特典だという。
そして、このクライミング体験が終わると、絶景を楽しみながらコーヒーを一杯。SNSに投稿された動画には、お客さんが命綱をつけて慎重に足を運ぶ様子や、崖っぷちのベンチで写真撮影やコーヒーを楽しむ様子が投稿されている。
絶景を見下ろしながら飲むコーヒーは、まさに至福のひとときだろうが、コーヒー片手に足元を見下ろせば、そこはただの崖。見ているだけでもヒヤヒヤしてしまう。
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気になるコーヒーの価格は?
この特別なコーヒーの料金は一杯約8,600円。驚く額だが、保険、安全装備のレンタル、ガイドのサポート、写真撮影が含まれた約80分間のアクティビティと考えれば、その価値を感じる人も多いそう。オーナーのXue Ke氏によると、平日は50人ほど、週末には倍以上の来客があるという。フードトレンド・アナリストのサラ・チェン氏は、このカフェのサービスについて次のように語った。
「消費者は今、単なる食事以上のものを求めている。クリフサイド・カフェは、贅沢、冒険、そして息をのむような景色を組み合わせた、忘れられない体験を提供している」
また、SNSでは「絶対に無理!」「私はできないけど、挑戦する人は尊敬する」「カフェインとアドレナリンでハイになりそう!笑」などの声が寄せられている。ただのカフェ巡りに飽きてしまった人は、ぜひ「崖っぷち」で新しい体験をしてみてはどうだろうか。
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