特別なホリデーにもぴったりなフレンチ×江戸前鮨を堪能。ヤニック・アレノが手がけるレストランが「フォーシーズンズホテル大阪」に

  • 文:Pen編集部
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世界各地に100以上のラグジュアリーホテルを展開する「フォーシーズンズ」が、今年8月に大阪・堂島にオープンした「フォーシーズンズホテル大阪」。和を基調としたモダンなデザインで、グルメやアート、ラグジュアリーなスパなど、極上のホテルステイが楽しめる大阪の新たなランドマークとして注目を集めている。

そんな「フォーシーズンズホテル大阪」に今秋、満を持してオープンしたイノベーティブ鮨レストラン「鮨 ラビス 大阪 ヤニック・アレノ(Sushi L'Abysse Osaka YannickAlléno)」。フレンチの巨匠、ヤニック・アレノが監修を務め、「八芳園」やシンガポール「HASHIDA SUSHI」などでのキャリアをもつ安田至(いたる)料理長が腕を振るう、フレンチと和食が融合した新感覚のレストランだ。フランス料理の技法を駆使した、最高級の江戸前鮨とは?

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地上37階、アートに囲まれたラグジュアリーな空間

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天井の割り箸のアートはフランスの店舗ともリンクした、和を基調とする空間。フランスと日本の精神を融合させたという。

ヤニック・アレノは、フランス国内で唯一ミシュラン三つ星レストランを2軒持つモダンフレンチの巨匠(なんとInstagramのフォロワーは40万人を超えるフレンチ界の大スター)。そんな彼の「ラビス」は、フランスのパリ、モナコに続き今回の大阪でのオープンが3店舗目となる。

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店の壁には、パリ店にも見られる深海を思わせるアート作品が。右の作品は手仕事によるもの。内装はヤニック・アレノの妻がディレクションを務めたという。

フランス語で“深海”を意味する店名の「ラビス」。店内には深海をイメージしたアート作品が連なり、空間づくりにもこだわる。37階に位置するラビスは、高級感がありながらも親しみやすい雰囲気で楽しめるのも魅力だ。

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前菜からデザートまで、日仏が融合したイノベーティブな品々

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ディナーは「おまかせ」と少し軽めの「縁」の2種類のコースから。お薦めの「おまかせ」コースは、シェフが日本を愛する心を表現したという4品の「エモーション(前菜)」、そしてメインの「握り寿司のコレクション」、そしてデザートからなる「甘味(Amamis)」4品と、充実のフルコース。

以下、コース料理の一部をご紹介。

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フランス店の「ラビス」のものをアレンジしているという前菜。一品目は「エンダイブとトレビスのサラダ」から。ハーブのオイルがアクセントに。
 
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安田料理長によるオリジナルレシピのお造り。マグロの中トロ、カマトロ、ブリの塩麹漬けの3種。こだわりの淡路島産の塩も美味。
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シグネチャーのエビはフランス店にもあるメニュー。大阪では、ボタンエビを目の前で焼き、海苔に巻いてサーブしてくれる。
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カマスの握り。右に写るりんごと生姜を使ったガリは、なんともクセになる味わい。
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大トロの握りは、トリュフが乗った贅沢な一品。中にはエシャロットのフライと生の生姜のみじん切りを入れて上品な歯応え。
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デザート前の一品には、金箔の入った「大地と海のコンソメ」。動物性の油を使った濃厚な味わい。
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甘味のひとつである「イチゴの砂糖窯焼き」。ウイキョウのハーブの味わいに、砂糖の中でじっくり焼かれ、旨味と甘味が凝縮された上品な甘さを楽しめる斬新な一品。

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料理長の安田(左)と監修を務めたヤニック・アレノ(右)。

監修のヤニック・アレノは「大阪が3店舗目になりますが、お店を自分の子どものように思っていて、3兄弟がそれぞれ違うように、ここはなんとなくソワソワしちゃうような子ですね(笑)お寿司はすごくシンプルな食事だけれども、最高のものを出さなくてはいけない料理。お寿司となると、僕はまだ全然子どもなんです。まだまだ学ぶことがいっぱいで、わからないことは全部聞いています(笑)」と、オープンに対する喜び、そして寿司の奥深さを語ってくれた。

また、料理長の安田との協業については「互いに歩み寄る感じで、彼らたちのオリジナリティも残しつつ、彼の技術と僕の持ってるエッセンスをツイストして新しいメニューをつくるように仕事しています」と話し、「すごくエネルギーのある方で、素晴らしい人」と安田を称えた。

最後に、「昔から海外をあちこち飛び回っていますが、これまで見てきた中でもこのホテル自体がかなりレベルが高いです。景色がすごく綺麗なのはもちろんですが、内装のディテールなどにもすごくこだわっているレストランなので、とてもラグジュアリーな空間だと思います。来ていただければ、特別な場所になることは間違いないです」と、これから来る方にメッセージも。

家族や友人などはもちろん、大切なひとときを過ごすにはぴったりの場所。クリスマスや新年限定コースもあるので(詳しくはHPより)、特別な味と空間を求めて、ぜひ足を運んでみてほしい。

鮨 ラビス 大阪 ヤニック・アレノ

住所:大阪府大阪市北区堂島2丁目4番32号 
営業時間:ランチ12時~15時(L.O. 14時30分)、ディナー18時~21時(L.O.20時30分)
定休日:水
www.fourseasons.com/jp/osaka/dining/restaurants/sushi-labysse-osaka-yannick-alleno