北欧デザインとクラフトにフォーカスした展示販売を開催。「北欧のよいもの」を見つけたい

  • 文:門倉奈津子
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11月16日より、高円寺のMOGI & MOGI Gallery Shopにて、北欧のデザイン、クラフトにフォーカスした展示販売が開催。

 

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左:スティグ・リンドベリによるグスタフベリのピッチャー。 右:フィンランド出身のデザイナー、タピオ・ヴィルッカラによるイッタラのヴェース。

この展示販売会は、ロンドンを拠点にファッションのバイイングをしてきたMOGI & MOGI Gallery Shopのオーナー、テリー・エリスと北村恵子が30年にわたって収集してきた貴重なアイテムが並ぶ。ふたり独自の視点で選んできた“北欧のよいもの”。その魅力を背景もあわせて紹介する機会となる。

今回展示販売されるのは、ウェグナーやアアルト、マットソン、フィン・ユールといった北欧を代表するデザイナーの家具から、ヨハンナ・グリクセン、リスベット・ジョブス、ビヨン・ヴィンブラッドやマリメッコのヴィンテージテキスタイル、ガラス製品、テーブルウェアやキッチンツール、アノニマスなクラフトアイテムやアートなど。約150アイテムが一堂に揃うので、北欧デザインファンは必見だ。

また、30年代のフンキス(機能主義)以降のデザインの飛躍が垣間見えるスウェーデンのテキスタイル、彫刻の域に達するほどの情熱がこもる50年代のフィンランドやスウェーデンのガラス、フィン・ユールのデザインにアフリカやパプア・ニューギニアの要素を感じ取ったりと、ものが語る時代背景や文化を読み解く楽しさも。MOGI & MOGI Gallery Shopならではの視点でキュレーションされた、北欧のとっておきの品々にぜひ注目を。

 

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左:フリードル・チェルベリによるアラビアのヴェース。 右:ウッラ・プロコぺにるアラビアのティーポット。 ※価格はすべて要問い合わせ。 
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北欧のプロダクツには「デザインとハンドワークのシンパシー」「ファンクション・オブ・ビューティー」の魅力があると話すオーナーのエリスと北村。民藝やフォークアートと相性がよく、生活に豊かな彩りを添えてくれるものとの出合いを期待したい。

 

『GOOD THINGS FROM THE NORTH』

会期:2024年11月16日(土)〜12月28日(土)
場所:MOGI & MOGI Gallery Shop
東京都杉並区高円寺南3-44-14 1F
営業時間:12時〜19時
※土、日、月のみオープン。
@mogi_and_mogi