機能性とデザイン性を追求した、高品質なアウトドアアイテムで人気のアークテリクスから生まれたヴェイランスは、厳しい山岳環境の中で磨き上げられた先進技術の数々を活かし、現代の都市生活に最適化した、究極のアーバンウェアを提案するハイエンドなアパレルラインだ。カナダ・バンクーバーにあるデザインセンターで試作したプロトタイプを、普段の生活や厳しい自然環境の中で繰り返し試用するプロセスに重きを置くアークテリクスの真摯なものづくりは、もの選びにこだわりを持つ世界中の人々を魅了し続けている。その一人が、世界各地の“奇妙なもの”を対象に、博物学的・美学的視点から撮影、執筆した「奇界遺産」で知られる写真家の佐藤健寿だ。新たな撮影旅行を控えた佐藤が、アークテリクス ヴェイランス 阪急メンズ東京店を訪れた。
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佐藤とアークテリクスの出会いは、約20年前に遡る。当時はバックパッカーとして各国を旅していた彼は、アウトドアブランドに詳しい友人からアークテリクスの話を聞いたのだという。
「いまでこそアークテリクスは世界的に人気なブランドですが、当時はまだ知る人ぞ知るブランドという感じで、あまり街中で見かけることはありませんでした。ただ、機能性とデザイン性の高さで、マニアックなユーザーたちから支持されているブランドということで、友人からお薦めされたのが出会いでした。当時はシェルパーカやバックパックを愛用していました」
佐藤はアークテリクス 神戸ブランドストアがオープンした2016年に、店内で写真展「美しき不思議な世界」を開催した経験も持つ。それ以来ヴェイランスの「モニターコート」を愛用している彼は、目前に控えた撮影旅行のために、ヴェイランスのショップで新しい旅の友を探すことにした。
「実際に撮影する場所は旅のクライマックスであり、ほんの一部に過ぎません。事前のリサーチや旅程のプランニングも相当な時間を要しますが、日本を出発してから、撮影地に到着するまでに1週間ぐらいかかることも珍しくありません。その過程で都会に滞在することもあれば、小型のセスナ機で移動したり、雨の中山道を延々と歩いたり、ボートで川を渡ったりと、いろんなシチュエーションに対応していかなければなりません」
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グラム単位で、シビアに考える旅の荷物
撮影旅行の荷物の中で、一番重要なカメラやレンズなどの撮影機材だけでも結構な重量になってしまうため、荷物はできるだけ少なく、軽く、必要最低限のものだけを厳選する必要があると佐藤は語る。
「特に僻地に向かうセスナ機は積載重量がかなり限られることもあり、旅の荷物はグラム単位でシビアに考えなければいけません。バッグの中に入れる洋服には撮影機材の緩衝材としての役割もあるので、雑に折り畳んでもシワにならないものを選ぶ必要があります。その点、アークテリクスやヴェイランスのウェアは、軽くて、シワにならないのはもちろん洗濯機でも洗えるので、旅先でも非常に重宝しています」
佐藤が愛用している「モニターコート」 のミニマルなデザインを踏襲しながら、さらに防寒性を高めた「モニター ダウンコート」を試着した佐藤は、そのシルエットの美しさに目をみはる。
「ダウンコート特有のステッチがないから、モニターコート同様シルエットがかなりスッキリしていますね。よく見ると身体のシェイプに合わせて無数のパターンをつなぎ合わされたデザインになっていて、可動部にストレスがかからず身体を楽に動かすことができます。それと、普段から撮影の邪魔にならないように無地のアイテムを着ることが多いので、ロゴも含め、機能に関わらない要素を全て排除したストイックなデザインも、自分の好みに合っています」
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「これさえあればいい」と思える究極のアーバンウェア
「撮影旅行が多いときは、一年の半分ぐらい海外にいることもあります。さらに、一度の旅程で数カ国を回ることも多く、極端な話、ニューヨークにいた翌日に、同じ格好で南米のジャングルに行くようなこともあるんです。都会ではあまりにも本格的なアウトドアウェアを着ていると悪目立ちしてしまいますが、都会で生活する服と、ジャングルを歩く服を分けられる余裕はありません。そうなった時に、都会的なファッション性とアウトドアの機能性を兼ね備えたヴェイランスのウェアは、どんなシチュエーションにもシームレスに対応できて頼りになります」
東京にいる時でも、海外のジャングルにいるときでも、常に同じ服装で過ごす佐藤にとって、アウター、パンツ、バッグ、ハット、スニーカーまで、インナー以外は全て防水のものであることが基本だ。心地よさや動きやすさも、もの選びの大前提となる。
「防寒性の高いアウターを着た際に、あまりシルエットが大きいものだとバッグの上げ下ろしやカメラの操作の邪魔になることがあります。今日も持ち歩いているカメラバッグは、斜め掛けする際の動作をスムーズにするために、ショルダーストラップの左右両側に着脱用のバックルをつけてオーダーしたものです。この「モニター ダウンコート」は首周りや肩周りがコンパクトなのに非常に動かしやすくて、動作の妨げにならないところがいいですね」
都会と自然、日常とエクストリームを自由に行き来する佐藤のしなやかな身のこなしは、先進技術の粋を集めた究極のアーバンウェアが可能にする。これさえあればいい。そう思わせてくれるヴェイランスのアイテムは、現代をしなやかに生きる人々のための新しいユニフォームと呼ぶに相応しい。
ヴェイランスは、今回訪れたアークテリクス ヴェイランス 阪急メンズ東京店のほか、アークテリクス 原宿 バードネスト、アークテリクス 神戸ブランドストア、さらに11月28日にオープンする国内最大規模のアークテリクス 新宿ブランドストアなど、全国のごく限られた店舗で展開。
https://arcteryx.jp/