1982年、イタリアで設立したストーンアイランド。ファッション、ラグジュアリー、ストリートを独自のミックスで融合させた最先端のアウターウェアやニットウェアを中心としたものづくりは、世代やカルチャーを超えて熱狂的なファンを獲得している。デザインへの飽くなき探究、生地加工や染色技術に対する実験精神は、ファッションのヒエラルキーから離れ、ユニークな地位を確立している。
11月6日(水)ストーンアイランドは、40年以上にわたるブランドの歩みをひもといた書籍『STORIA』に、新章を加えて編集した再版『STORIA:UPDATED』を発表した。ニューヨークRizzoli社から刊行されたこの本は、ストーンアイランドのガーメントがどのようにつくられ着用されるかを、写真とジャーナリストらによる寄稿によって体系立てて紹介している。
『STORIA:UPDATED』の一部を紹介すると、創立者であるマッシモ・オッティによってデザインされた初のウェア「テラ・ステラ」(82年)や、ヘッド・デザイナーのポール・ハーヴェイによる「ピュア・メタル・シェル・ジャケット」(99年)といった画期的なアーカイブ作品をスティール写真で記録し、国際色豊かな執筆陣による文章で紹介している。なかでも「コミュニティ」と題された新章では、ストーンアイランドを愛用する仲間と、ブランドがグローバルなカルチャーに与えた影響に焦点を当てていて興味深い。
書籍は旗艦店「ストーンアイランド 東京青山店」などで販売中なので、興味のある方はぜひ手に取ってみてはいかがだろう。独自のカルチャーを牽引してきたブランドの歴史を知るチャンスだ。
ストーンアイランドジャパン
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