寺院や遺跡などバンコク中心部を舞台に、著名アーティスト45名の作品が集結!

  • 文:平原千波
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BANGKOK バンコク/タイ

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タイ人アーティスト・ウィシュウラダの「オーバーフロウ」。膨大な量の衣服が会場を埋め尽くすさまから、いかに現代人が無駄な消費をしているか考えさせられる。 WISHULADA, OVERFLOW ท่วม_( ไหล)หลาก, 2023

乾季を迎え、本格的なイベントシーズンを迎えるバンコク。なかでも「バンコク・アート・ビエンナーレ」は、ワット・ポーなど代的な寺院や遺跡国立博物館、国内最大の都市開発プロジェクトである複合施設「ワンバンコク」など中心部9カ所を舞台にし、世界的アーティスト45名の作品が展示される最重要イベントだ。

過去350万人を動員し、今年で4回目を迎える祭典のテーマは「ヌーチャーガイア」。母なる地球から受けたインスピレーションを発展させ、人類、政治、気候変動、戦争、環境破壊といった問題を提起する。ダイナミックな展示を通じて、現代人が置かれている状況を見つめ直す機会となりそうだ。

www.bkkartbiennale.com

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バンコク中心部にある「バンコク芸術文化センター」(BACC)も会場のひとつ。 © Bangkok Art Biennale

※この記事はPen 2024年12月号より再編集した記事です。