時間を確認するだけならスマートフォンで事足りるいま、腕時計はこれまで以上にジュエリーとしての存在感を増している。そんな中、カルティエが同ブランドの誇る名作腕時計を小さなスケールで表現したミニウォッチの最新型を発表した。
どのくらい小さいかといえば、例えば、「タンク ルイ カルティエ」のケースサイズが24mm×16.5mmで厚さ6.2mm、「パンテール ドゥ カルティエ」が25mm×19mmで厚さ6mm。モデルによって多少異なるが、サイズ感はSDカードと同程度かひと回り小さくした程度なのだ。
それゆえ、通常サイズに比べて腕時計としての主張は希薄で、ブレスレットのような感覚で手首に纏うことができる。このミニウォッチが秀逸なのは、デザインからムーブメントに至るまですべてが小経化されているにもかかわらず、ただ縮小しただけではない点にある。各部をミリ単位で調整し、理想的なバランスを実現しているのだ。
今回、登場したのは「タンク ルイ カルティエ」、「タンク アメリカン」、「ベニュワール」、「パンテール ドゥ カルティエ」、「トーチュ」のミニモデル。
中でもメンズファッションに取り入れやすいのは、「タンク ルイ カルティエ」や「タンク アメリカン」だろう。
「タンク ルイ カルティエ」のミニモデルは、1922年に誕生した「タンクL.C.」のタイムレスなエレガンスが強調され、ローマ数字、ブルーの針、先端にサファイアを埋め込んだリューズなどのデザインコードをすべて受け継いだモデルだ。
1921年に発表された「タンク サントレ」を着想源とし、1988年に誕生した「タンク アメリカン」のミニモデルは、不変的なデザインコードを継承し、無駄を削ぎ落としたラインによってプロポーションをサイズダウン。曲線を描くフォルムは繊細な変化を遂げ、サテンブラッシュ仕上げのサンレイエフェクトダイアルは独自の魅力を放っている。
カルティエのミニウォッチは、時間を確認する腕時計として、よりエレガントな自分を演出するジュエリーとして、日々のコーディネートにさりげなく品格をもたらしてくれる。
カルティエ カスタマー サービスセンター
TEL:0120-1847-00