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愛でる家電:トーストセットをワゴンに乗せて、好きな場所で楽しむ休日ブランチ

  • 写真:黒坂明美 
  • 編集&文:佐野慎悟
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長山智美(ながやま・ともみ)⚫︎雑誌のインテリア、プロダクトページのスタイリングをはじめ、インテリアブランドのカタログ、ホテル、レジデンス、ショールーム等、幅広いスタイリングを手掛ける。 

インテリアに馴染むスタイリッシュなルックスで、デザインコンシャスなユーザーに人気のレコルトのスライドラックトースター。プロのインテリアスタイリストたちなら、どのようなシーンに合わせるのだろうか。第一線で活躍する3人の人気スタイリストに、スライドラックトースターのある空間をスタイリングしてもらった。

連載最終回となる第3回は、雑誌のインテリアスタイリングを中心に、ショップやショールームの内装ディレクションも行う長山智美さんが、大好きなパンを囲んだ、休日のブランチをイメージしたスタイリングを披露してくれた。

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取り外して高さを変えられる脚付きのスライドラックトースターは、クリームホワイトとブラックの2色展開。約W27.0×D35.0×H27.5cm(脚付き時は約W27.0×D35.0×H37.0cm)¥16,500、ブレッドケース ¥3,300/レコルト

長山さんは温かみのある無垢の木材や白壁の内装に合わせて、クリームホワイトのスライドラックトースターをチョイス。ダイニングでは4本の脚を外した状態で、ワゴンに乗せて使う提案をした。

「見た目がかわいいスライドラックトースターだから、生活空間に置いてあっても邪魔にならないですよね。庫内の広さは食パンが2枚並ぶ一般的なトースターと変わりませんが、すごくコンパクトに見えるから、ダイニングやリビングにある他のアイテムとも合わせやすいです」

普段からスライドラックトースターと一緒にブレッドケース、コーヒー、紅茶関連のアイテムをまとめてワゴンに乗せておくことで、毎日の気分に合わせて、パンを食べる場所を移動することが可能になる。

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焼きたてのパンを乗せたままスライドラックを引き出して、テーブルまでそのまま持ち運ぶことが可能。別売りのブレッドケースにはアカシア製の蓋が付属しており、高温のラックを置いたり、パンを切ったりするのに便利。
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別売りのブレッドケースにパンやジャムを保管しておけば、ワゴンで運んだ先が簡易的なキッチンになる。

「最近はおいしいパン屋さんもどんどん増えて、いろんなお店で行列しているじゃないですか。私もパンが好きですが、パン好きはみんな、自分の生活圏の中に、お気に入りのパン屋さんが何軒かありますよね。せっかくそういうお店でおいしいパンを買って帰ったなら、やっぱり最高の状態で食べたいんです。でも私の家にはトースターがなくて、温めるのはもっぱら大きなオーブンレンジだから、1個や2個だけ温めるのには熱効率も悪いし、あまりうまく温まらないし、結局めんどくさくなって温めずに食べるなんてことも多いです。今日改めてスライドラックトースターでパンを温めてみたら、焼き加減を見ながら待つことのワクワクとか、時間が経つにつれて漂ってくる香りとかも含め、やっぱりちゃんと温めて食べるパンは幸福度が全然違いますね」

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「フルーツもパンも、バスケットにたくさん盛ってあるだけで、なんだか幸せな気持ちになります」と語る長山さん。

長山さんが考えたシーンは、好きなことをやりながらパンを楽しむ休日のブランチ。ワゴンで好きなところまでトーストセットを運び、ゆったりとした寛ぎの時間を過ごす提案だ。

「たとえば、金曜日の仕事帰りに大好きなパンを買っておいて、遅く起きてきた土曜日の昼下がりにパンを温めて、ゆっくりと時間をかけて楽しむイメージです。パートナーと一緒に映画を観るならリビングのソファで、ひとりで雑誌や本を読むなら窓辺で、そのスペースにトースターがあれば、いちいちキッチンに立つめんどくささもありません」 

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リビングのローテーブルには、スライドラックトースターに脚を付けた状態で置くと高さがちょうどいい。ソファの目の前にトースターがあれば、映画を止めてキッチンに立つ必要もない。 

「スライドラックトースターは、脚を付けるとまたガラリと印象が変わりますよね。普段から家具を扱う仕事をしていると、高熱になるトースターをキッチンから持ち出して、ダイニングテーブルやキャビネットに置くのには、テーブルが傷んだり、跡が残ったりしそうで、どうしても抵抗があるんです。でも4本脚で自立している状態であればその心配もなく、いちばん使いやすい生活空間の動線に配置できます。この小型犬ぐらいのサイズ感も、小脇に抱えて持ち運びたくなる大きさですよね(笑)」

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窓辺で本を読みながら、ゆっくりとブランチを楽しむためのインテリアスタイリング。 

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スライドラックトースターには温める時間を調節するダイヤルの他に6つのボタンがあり、食パンの表面をカリッと焼き上げる「トーストモード」、冷凍された食パンをさっくりふわふわの食感に仕上げる「冷凍トーストモード」、クロワッサンや惣菜パンの表面を焦がさずに中まで温める「デリモード」、冷凍の惣菜パンを出来立てのように焼き上げる「冷凍リベイクモード」、予熱なしで使える「180℃モード」「220℃モード」と、用途に合わせた温め調理を簡単に選べる。

「食べきれないパンを冷凍することも多いんですが、うちのオーブンレンジで温めると、外側がこんがり焼けて、中身はまだ冷たいままなんてことも多いんです。スライドラックトースターは上下4本の遠赤外線ヒーターでじっくり中から温めるから、お気に入りのパンを最高の状態に仕上げてくれます」

コーヒー好きが、豆の産地はもちろん、ドリップ方法や温度にこだわるように、パン好きも温めるというひと手間にこだわることで、さらにパンの魅力を引き出すことができるようになる。自分の好きな場所で、好きなお店のパンを温めて食べる時間を、新しい休日のルーティンにしてみてはいかがだろうか。

レコルト
TEL:03-6804-5538
https://recolte-jp.com/products/rsr-2

(写真2枚目)トロリー¥167,200/アンドトラディション(アンドトラディション☎︎03-5778-3282)、プレート18cm 各¥13,200、22cm¥14,850、24cm 各¥16,500、キャニスター¥13,200/すべてグスタフスベリ (すべてコッテ アンド コー☎︎03-6427-6120)

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